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過酷すぎる医療の現場の現実
 
 
今回ご紹介させていただく動画、看護師さんの過労死の問題を取り上げたドキュメンタリーです。想象を絶する過酷な医療の現場を広く知っていただきたいと強く願ってます。
 
 
看護師さんの仕事は専門性が高いわけですが、人材の確保が困難ゆえに昨日今日入職したばかりの看護師さんのとてつもない重責を押し付けているケースが多発しています。
 
 
それゆえに全国で医療事故が多発しているといっても過言ではありません。しかし、多くの場合でこうした問題は看護師さんの問題として片付けられてしまっています。
 
 
これでは何の問題解決にもなりません。責任を押し付けあってしまうだけなので、我々一人一人が医療とは何なのか、真剣に向き合わなければならないと思います。
 
 
7分程度の動画ですが、ぜひお時間のあるときにでも見ていただければ幸いです。
 
 
 

 
 
 
 
働く人に厳しい医療の現場
 
 
医療の現場を支える看護師たち、過酷な勤務を強いられている実態が明らかになりました。
 
 
日本看護協会が初めて行った実態調査によりますと、過労死の危険性が高まるような勤務をしている看護師は全国で2万人に上るとみられます。
 
 
若くして命を落とす人も出ています。埼玉県川越市に住む高橋英徳さん、一昨年5月、看護師をしていた長女愛依さんが過労死で亡くしました。
 
 
愛依さんが東京都内の病院に就職したのは3年前常に患者の立場に立つ看護師なることが目標でした。
 
 
高橋英徳さん「希望に満ち溢れていたんですね。あのときは。」「大きな病院で実力っていうか、技術・経験を積むっていう考えだったと思いますけどね。」
 
 
短すぎない保険です。実力中間技術とかを軽減するという考え方です。愛さんが配属されたのは手術の担当部署。勤務は想像以上に過酷なものでした。当時の「勤務表」です。
 
 
緊張を強いられる手術に、ほぼ毎日立ち会っていたことが記録されています。
 
 
そして朝8時過ぎから翌朝まで24時間以上にわたる勤務残業が月80時間近くに上ることもあったといいます。
 
 
 
 
とてつもない重責を新人に負わせる病院の実情とは?
 
 
当時愛依さんが友人に送ったメールです。
 
 
「仕事量が確実に私のキャパ越えてる」責任が重くなることへの不安も訴えていました。
 
 
「上の人がいないんだよね。どんどん辞めちゃって。」教えてもらえない上に責任ある仕事押しつけられるようになる。
 
 
先輩の看護師が次々に止めたため2人目の愛依さんが新人を指導しなければならなかったというのです。
 
 
仕事始めて1年2ヶ月緊急手術を二つ行った愛依さんは、患者を運ぶストレッチャーの上で仮眠中に意識を失いそのまま息を引き取りました。24歳です。
 
 
愛さんの死因は不整脈。不規則で過酷な長時間労働による過労死と認定されました。
 
 
高橋英徳さん「看護師になって1年で死んでいるので、親としては正直な話は職業選択を間違った。」
 
 
「納得出来ないなっというか、恐らく想像するに人を労働者を軽く見ているんだろうなと。」
 
 
 
 
遅すぎる行政の対応
 
 
若い看護師に相次ぐ過労死。事態を重く見た日本看護協会は病院で夜間勤務をする全国の看護師3000人を対象に初めての実態調査を行いました。
 
 
ひと月の夜勤の回数です。24時間の三交代勤務する看護師の場合平均8.5回でした。残業時間が月60時間以上の看護師も4.3%もいました。
 
 
調査の結果日本看護協会は、過労死の危険性の高い看護師が全国で2万人に上ると推計しています。非常に危険な働き方をしている看護師が多いということですね。
 
 
残業が多くて夜勤も休みが取れない、そしてさらに人がいないから休みも取れないという、その問題があります。数年前もありました。 
 
 
なぜ看護師の勤務がここまで厳しくなっているのでしょうか?。もっと大きな要因は医療の高度化です。
 
 
医療の現場で使われる危機や薬品、それに治療や検査の技術は飛躍的に向上しています。
 
 
 
 
高齢患者の急速な増加がさらに大きな負担に/span>
 
 
看護師は日々進歩続ける医療について行かなければならないのです。患者の高齢化も忙しさに拍車をかけてます。
 
 
お年寄りの入院患者が増え、これまで以上に頻繁に食事やトイレの介助が必要になっているのです。1日あっという間でした。
 
 
この時間までが医療の安全対策の繁忙化を増す要因になっています。
 
 
ミスを防ぐため薬の種類や量は必ず2人で声を出してダブルチェック。
 
 
こうした取り組みに力を入れるほど現場の負担が増すという皮肉な事態が起きています。
 
 
看護職場の変化は非常に忙しくなってきています。
 
 
人員はですね。_全く今まで十分だと思っておりません。増やしたいなというふうには思っているんですが、今の診療報酬体制では増やしていくということが困難な状況です。
 
 
看護師の娘を過労死で亡くした高橋英徳さんこうした悲劇を繰り返してはならないと訴えています。
 
 
少なくとも人の命を救う立場の人が、その過程でその先に死ぬことはあってはならないと思うし...
 
 
医療に携わる医師や看護師の犠牲のうえに成り立つことにならないようにしてほしいと思います。
 
 
本当に私たちの命を救う看護師が自分の命すら救えない、こうした状況を何とかしなければいけませんよね。これまでの医療現場ではですね...
 
 
医師不足は問題になっていたんですけども、それだけではなくて実は看護師不足も深刻なんですが、看護師さんの絶対数を増やさない限り中々問題解決しないんですけども...
 
 
増やすためには、指摘がありますように診療報酬を引き上げる必要が出て来るんですね。
 
 
まぁそうなりますと、私たちが支払う医療費も上がる可能性があるんです。
 
 
それを誰がどう負担するのか、医療界だけではなくて、国民を巻き込んできちんと議論しなければ医師や看護師不足の問題は解決しないんだと思います。