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今回ご紹介させていただく動画は、
読売テレビの人気番組「おはようドクター」
「肝がん」特集後編です。


ラジオ波焼灼療法、冠動脈化学塞栓療法
という二つの肝がん治療について
分かりやすく解説しています。


また肝がんを防ぐための予防策についても
解説していますので、今回も盛り沢山です。


今回の動画は7分程度ありますので、
是非是非お時間のあるときにでも、
じっくり見ていただければ幸いです。
 
 
 

 
 
 
■最先端の勘がん治療について


「脇浜紀子さん」

肝臓のがん肝がん
死亡者数は年間およそ三万人
ガンの死因第一位は肺がん
肝がんは第四位


「肝がん」は発見が難しい
病気とされています


今日のドクターは国立病院機構
大阪医療センター、消化器内科
科長の三田英治先生


肝がんのエキスパートです


今回のおはようドクターは
肝がんの新しい検査から最新治療
までについてお送りします


ここで問題です


これは肝臓の超音波画像です


どの部分がガンなのか分かりますか


三田先生、まずこちらの
肝臓の超音波画像なんですけれども
どの部分がガンになって
いるんでしょうか?。



「三田医師」

はい、この黒っぽく写っている
ところが「ガン」です


検査方法も進化して小さいがんも
見つかるようになりました。



「脇浜紀子さん」

まず肝臓の働きについて
基本的なところを教えて下さい。



「三田医師」

肝臓は身体の中で最も大きな臓器です


化学工場に例えられるように
栄養素を貯蔵、加工したり、消化吸収に
必要な胆汁を生成したり、また体内の
有毒物質を解毒したりしています。


肝臓は少しダメージをうけたぐらいでは
黙って働いてくれますので


病気になっても見つかりにくいのが
「肝臓」です、そのために肝臓は
沈黙の臓器と呼ばれています。



「脇浜紀子さん」

そうしますと、気がついたときには
病気がかなり進行してる可能性も
あるということですね


では肝臓の病気「肝がん」
について教えて下さい。



「三田医師」

はい、肝がんは「原発性肝がん」が
ほとんどですけれども、その中で原因の
70%がC型肝炎ウイルスで20%が
B型肝炎ウイルスであることが
分かっています。



「脇浜紀子さん」

このC型肝炎、
B型肝炎というのにかかると、
必ずガンになってしまうんですか?



「三田医師」

C型肝炎ウイルスやB型肝炎ウイルス
に感染していても、必ずしも「がん」
になるわけではありません


ところがこれらのウイルスに感染を
起こして「慢性肝炎」から「肝硬変」
になっていくとガンができてくる
というふうに考えてください。


したがって、これらのウイルスに
感染していることは肝がんのリスク
であるというふうに認識しています。



「脇浜紀子さん」

病気になっていることに気づきにくい
というお話があったんですが
肝がんどんな症状があるんでしょうか。



「三田医師」

5センチぐらいでしたら
ほとんど無症状です


10センチぐらいまで
10センチ以上大きくなりますと、
お腹が張ったりとか腹痛とかいう
症状が出てきます


肝がんは肝硬変を合併している
場合がほとんどですので


肝硬変の症状で気づかれる
場合が多いです


軽症ですと症状から
軽い倦怠感食欲不振症状がでます


重くなると黄疸や腹水、足がつったり
意識障害などが出てきます。



「脇浜紀子さん」

肝がんを早く見つけるためには
どうすればいいんでしょうか?。



「三田医師」

検査技術の進歩によって
小さながんを見つけることが
可能になりました


早期発見するには
画像検査と血液検査を合わせて
受けていただくことが重要です


はい、画像検査で重要な役割を
果たすのは超音波検査です。



「脇浜紀子さん」

これが超音波検査、エコーの画像すね。



「三田医師」

はい、冒頭に出てきた超音波画像です


このように1cmぐらいのガンを
見つけることができますし、


また、「慢性肝炎」と「肝硬変」を
鑑別することも可能です。



「脇浜紀子さん」

この写真でですか
続いて二つ画像が出てきましたが
どう違うんでしょうか?。



「三田医師」

はい、同じところを見ている超音波です


右側で映らなかったガンが
造影超音波検査をすることによって
明瞭に特定することができます


造影超音波を使うことによって
より正確な診断ができる
ようになりました。



「脇浜紀子さん」

いわゆる造影剤を使う検査ですか。



「三田医師」

はい、そうです。



「脇浜紀子さん」

造影剤というのは
どんなうふうに使うんですか?。



「三田医師」

点滴で使います。



「脇浜紀子さん」

先生、こうした超音波検査では
見えにくいような場所は
どんな検査があるんでしょうか?。



「三田医師」

そういった場合には
CT検査やMRI検査が有用です


造影剤を使うことによって
詳細にガンの状態を調べる
ことができます。



「脇浜紀子さん」

三田先生、肝がんの多くを占める
原発性肝がんについての
治療を教えて下さい。



「三田医師」

はい、まずは肝がんを切り取る
「肝切除」があります


これはガンの個数が一個か二個ぐらいで
切除範囲にすべてのガンが含まれて
肝機能障害が軽度の場合に選択されます


もちろん他の臓器へ
転移していないことが条件になります


「ラジオ波焼灼療法」です
肝がんの大きさが3センチ以下で
個数が三個以下の方が対象になります


1.5ミリぐらいの針を患部へ挿入して
先端からラジオ波を出して、約70度
から80度に熱してガン細胞を
死滅させる治療法です。


肝臓を切り取ることがないので
体に負担がかかることは少ない
ということはいえます。



「脇浜紀子さん」

なるほど、そうするとそのお腹を
開かなくてもいいということは
時間も短くて済みますか?。



「三田医師」

個数や大きさによりますけれども
大体1時間以内で終わります


次に「冠動脈化学塞栓療法」です


これはガンの
個数が多数で肝障害度が
軽度から中度の人が対象です


肝臓にカテーテルを入れてガンを
併用する動脈を途絶えさすことによって
酸素と栄養の供給を止める
という治療法です。



「脇浜紀子さん」

ガンを兵糧攻めにして
こう無くしてしまうというような...



「三田医師」

まさにその通りです。


「脇浜紀子さん」

ガンの個数や大きさによって
いろんな治療法があるという
ことなんですね。



「三田医師」

はい、そうです。



「脇浜紀子さん」

先生、最後に肝がんにならない
ためにアドバイスお願いします。



「三田医師」


四十歳以上の方は一度
肝炎ウイルス検査を受けてください


肝機能異常がある方や肝炎ウイルス
に感染している方は定期的に画像検査
と血液検査を受けてください


早期発見早期治療が重要です。



「脇浜紀子さん」


そうですね


何事も早期発見早期治療そして
お酒は控えめにということですね


ありがとうございました


まあ、やっぱりね肝臓を悪くする
一つの大きな原因がアルコールという
お話だと思うんですけれども


あの先生に後ほど伺いましたら
今どれぐらい飲んでるかっていうのも
勿論関係あるんですが、これまで
どれぐらい飲んできたか


蓄積というのがね
やっぱりその肝臓に対してどういう
影響が現われるかっての
が関係あるんですって


まあそうなると、ますます私は窮地
に追い込まれるわけですけれども


まあまずはね今の自分の状態を
チェックするということだと
思いますので...


近々人間ドックにいきますので
しっかりとそのあたり診て
もらおうかなと思います


ただアルコールを飲む人だけでは
ないというお話でした


もちろんウイルス性の物もありますし
アルコールを飲まなくても肝臓を悪く
する可能性はあるということですので


皆様ですね肝臓にやさしい生活を送り
そしてしっかりとチェックを定期的
に心がけるというのをお願いします。




今回の動画はここまでです。


やはりアルコールはとてつもなく肝臓に
大きなダメージを与えるようです。


長年にわたって、アルコールを過剰摂取
されていた場合、飲む量を減らすのは、
本当に容易ではありませんよね。


眠れなかったり、これまで気にならな
かったことが気になったりするので、
逆に体調がおかしくなります。


それでまた飲むといったことを繰り返し
てしまうので、気を付けたいですね。


いつも本当にありがとうございます。

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