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今回ご紹介させていただく動画は、
読売テレビの人気番組「おはようドクター」
「潰瘍性大腸炎」特集の後編です。


潰瘍性大腸炎は、新薬が登場したことにより、
これまでよりも患者さんの負担が肉体的にも
精神的にも大幅に減ることになりました。


ただし、万能というわけではないので、
症状によっては手術を受けることもあります。


今回は潰瘍性大腸炎の最新の治療について
分かりやすく解説しています。


今回の動画は7分程度ありますので、
是非是非お時間のあるときにでも、
じっくり見ていただければ幸いです。
 
 
 

 
 
 
■新薬は潰瘍性大腸炎の救世主?


植村なおみさん」

あなたはこんな症状はありませんか?


出血を伴う下痢、腹痛や発熱それは
潰瘍性大腸炎かもしれません


潰瘍性大腸炎は難病指定され
その患者数はおよそ14万人
何度も繰り返す下痢などの不安によって
生活の質が著しく低下しています


今日のおはようドクターは
難病の潰瘍性大腸炎の進化する
最新治療についてお送りします


今日のドクターは京都大学医学部附属
病院消化器内科長の千葉勉先生


最先端の研究で消化器内科を牽引する
トップリーダーです


先生、潰瘍性大腸炎なんですが
一体どんな病気なんですか?。



「千葉医師」

はい、こちらをご覧ください


はい潰瘍性大腸炎というのは、
直腸から大腸にかけて、
まあ何らかの原因でその粘膜
に炎症が起こる病気です


次をご覧ください


これは潰瘍性大腸炎の患者さん
の内視鏡の写真なんですけど


左が正常の大腸ですけども
右にありますように...


潰瘍性大腸炎の患者さんでは
このように粘膜がただれてですね


白い所が粘膜が剥がれているん
ですけども、残ってるところも
赤くなってですね、充血している
ところがよくわかりますね。



「植村なおみさん」

この潰瘍性大腸炎になると
どんな症状がでてくるんですか?。



「千葉医師」

はい、まず下痢、血便が生じて
まあ悪くなれば腹痛、発熱、貧血
といったものが出てきます


特徴はまあは比較的マシな時期と
症状が強い時期をこう繰り返す
という特徴があります。



「植村なおみさん」

潰瘍性大腸炎の場合、
どんな治療方法があるんですか?。



「千葉医師」

治療法は大きく食事療法
それから薬による薬物療法
それから手術療法の3つに
分けられると思います。



「植村なおみさん」

先生、まずは薬物療法から
具体的に教えていただけますか?。



「千葉医師」

はい、潰瘍性大腸炎というのは
まあ免疫の異常が強く関与してる病気
ですので、この免疫を調整するというか
調節するといえばそういった役割を
持った薬が使われますね


その代表格がここにあげてる
5-アミノサリチル酸製剤というんです
けれども、これは我々の免疫能を少し
抑えたり調整したりするような薬で
これで病気を抑えるわけです


それで十分でない場合には
ステロイドというお薬を使かって
さらに免疫能を抑えていこう
ということがあります


まあそうした寛解の維持とか
免疫の調整というところで
三番目の免疫抑制剤というお薬も
あの使われることがありますね。



「植村なおみさん」

医療てどんどん進化してますけど
この潰瘍性大腸炎でもなんか
新しい治療法とか薬とかあるんですか?。



「千葉医師」

そうですね。


いろいろ出てきてるんですけども
例えば、あのインフリキシマブという
まあ「新しい薬」が出来てきて
非常によく効きますね


でこの薬は潰瘍性大腸炎の時に炎症を
起こすのに非常に重要な役割を果たしてる
TMFα(炎症に関与する物質)という物質
を抑制するという薬ですね


例えば、今までの薬で十分に効果が
得られなかった人とかですね


それから下痢とか血便が非常に強くて
普段の生活に支障をきたす方


またさらにその結果、入院しなければ
ならないような、そういった比較的
重い方に使うケースが多いですね。



「植村なおみさん」

先生、薬物療法以外には
どんな治療法が考えられるんですか?。



「千葉医師」

はい、最近では白血球除去療法というのが
盛んに行われるようになってきましたね


これは患者さんの血液を一旦外に出して
それでフィルタにかけてですね


活性化した白血球を取り除くことでもって
炎症を抑えるという、そういうやり方ですね


基本的な副作用がほとんどないので
まあそこが非常にいいところだと
いうふうに思いますね。



「植村なおみさん」

そもそもこの潰瘍性大腸炎なんですが
食生活で気をつけることっていうと
どういったことですか?。



「千葉医師」

基本的には暴飲暴食を避けて規則正しい
食事をすると、それからやはり脂肪成分は
若干制限した方がいいでしょうね。



「植村なおみさん」

ただ先生、
薬物療法や食事療法で治らない
ともう手術しかなくなって
しまうんですかね?。



「千葉医師」

だいたいその全患者さんの10%ぐらいが
最終的には手術を受けられるという
ふうになってますね。



「植村なおみさん」

どういった手術なんですか?。



「千葉医師」

結局悪い大腸を全部を取ってしまうんです
けれども、昔はそのそれでもって人工肛門
をつけなければいけなかったんですけども


最近は手術の方法が進歩して「肛門」を
残してね、ええ、ですからまあ


比較的硬い便が出るような手術とそういう
ものが普及してきています。



「植村なおみさん」

もうホントになんか怖い病気ですね。



「千葉医師」

そうですね。



「植村なおみさん」

潰瘍性大腸炎を疑うような
その血便が混じった下痢なんかが
出てきたら何科をまず受診
したらいいんですか?。



「千葉医師」

やはりその早く治療した方がいいですので
まあ早めには消化器内科を受診して頂く
ということが重要だと思います


それから長引いた場合はですね
中に大腸がんができてきたり
する人もいますので


ここれは定期的にやはりその検査
治療とともに検査をしていただくという
ことが重要だと思います


検査が大事ということですね


今日はどうもありがとうございました



「植村なおみさん」

今回お世話になったのは
京都大学医学部付属病院の千葉先生でした


すごく語り口がマイルドで優しい方です


もう私もこんな方に授業を受けたかった
なって思ったんですけど、あれ、
私医学部じゃなかたなって、すません


あのもう一回一から
出なおして勉強したいと思います


おはようドクターで
勉強させていただきます。



今回の動画はここまでです。


潰瘍性大腸炎の新薬は、安部首相が最初に
首相となったときにはなかったんですね。


そのため非常に日常生活で苦労されたよう
でして、特に海外では大変だったようです。


医薬品の進化が今後急速に進むようなので、
医療界に革命が起きるかもしれません。


いつも本当にありがとうございます。

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