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今回ご紹介させていただく動画は、
読売テレビの番組「おはようドクター」
「心筋梗塞」特集の後半です。


心筋梗塞は救急搬送されても3割以上
の方が死に至る危険な疾患の一つです。


救急車に乗る救命救急士が法的に認め
られている治療には限度があります。


しかし、最近では医師と看護師が乗り、
車の中で治療が行える究極の医療、
ドクターカーの普及が広がってます。


ドクターカーによって、こうした問題
が将来的に解消されるかもしれません。


今回はドクターカーが持つ各種機能と、
役割について解説しています。


今回の動画も7分程度ありますので、
是非是非お時間のあるときにでも、
じっくり見ていただければ幸いです。
 
 
 

 
 
 
■心筋梗塞の発症を予測する凄い検査法とは?
 
 
「植村なおみさん」

患者を治療しながら搬送するドクターカー
自動心臓マッサージ器、人工呼吸器心電図
モニターなど様々な医療機器を搭載


医師2人と看護師1人が乗り込める十分な
広さも確保、救急車では対応が難しい
重症患者もカバーできます


今日のドクターは、
国立循環器病研究センター心臓血管外科
部門長 安田聡先生、日本を代表する
心臓病治療のエキスパートです


今日のおはようドクターは、突然死から
身を守るドクターカーをお送りします


先生、そもそもドクターカー
というのはどんな車なんですか?。



「安田聡先生」

はい、まず一般の救急車っていうのは
救急救命士が載っています


ドクターカーには、
医師と看護師が載ってます。


そこがやはり一番大きな違いになります。



「植村なおみさん」

例えば私たちが「119番」通報して
ドクターカーが来てくださる
こともあるんですか?。



「安田聡先生」

はい、まず軽症の場合は救急車が行きます


重症だということが事前に分かっている
ような場合、あるいは救急隊が行って
重傷だというふうに判断された場合は


ドクターカーが合わせて出動すると
いったような流れになります。



「植村なおみさん」

救急車とドクターカーと
両方来てくれることもあるんですね。



「安田聡先生」

はいそうです。



「植村なおみさん」

具体的にはどういう違いがあるんですか。



「安田聡先生」

救急車の場合は救急救命士しか乗って
おりませんから、まあその医療行為は
制限がありますけれども


ドクターカーの場合は、医師、看護師が
同乗してますので、主に医師がその場
の状況を判断して、すぐに治療行為に
移ることができるというところが
一番ドクターカーの利点です。



「植村なおみさん」

すごいですね。


何か動く病院みたいなかんじですね。



「安田聡先生」

はい、最善の治療をその場で投入する
ことができるというとこがドクターカー
の強みだと思います。



「植村なおみさん」

すばらしいですね。



「安田聡先生」

はい。



「植村なおみさん」

あっ、こちらがドクターカーですか。



「安田聡先生」

はい、これは私どもの国立循環器病
研究センターのドクターカーです。



「植村なおみさん」

普通のドクターカーとは違うんですか?。



「安田聡先生」

はい、少しいろんな点で国立循環器病
研究センターのドクターカーは違います


まず一つは、病院間で重症の患者さんを
搬送するときに使うことが多いです


このドクターカーに関しては。



「植村なおみさん」

乗せてる機械も違うんですか?。



「安田聡先生」

私共のドクターカーの特徴として
非常に通信設備が兼ね備えて
るということです。



「植村なおみさん」

通信設備って必要なんですか?。



「安田聡先生」

実はあのカメラをですねえ、
救急車の中につけて、それから
血圧だったり、それから脈拍だったり


そういったものを合わせてを送ることが
できるようになってるんです。



「植村なおみさん」

これをどこに送るんですか?。



「安田聡先生」

これを病院の方に、救急車の中から病院
の救急担当医の方に飛ばしてるんです


そうすることによって、患者さんの症状
でありますとか、脈拍それから血圧
というものを現場の医師


それから病院の医師、両者が共有しながら
診てることができるんですね


どういった状態の巻患者さんであるかと
いうことがわかりますし


病院に来てすぐに何が必要でどんな手術
が必要で、あるいはどんな検査が必要
だってことが話しながら移動することから
患者さんを運ぶことができるわけです


本当に無駄なく治療に移ることができると
いう点が、この国立循環器病研究センター
のドクターカーの一つの強みだと思います。



「植村なおみさん」

すばらしいですね。


ここからはドクターカーの具体的な装備を
ご紹介しています。国内でも類を見ない
高性能のドクターカー


その一線で●●●に従事するのが
国立循環器病研究センター 心臓血管内科
の田原良雄先生、ドクターカーの主な特徴
を教えてもらいます。


自動心臓マッサージ器「Auto Pulse」



「田原良雄先生」

こちらが自動心臓マッサージ器です


搬送中に患者が心肺停止したとしても
バッテリー駆動で最長二時間有効な
心臓マッサージを継続する
ことができます。


自動心臓マッサージ器を搭載していれば
有効な心臓マッサージが継続されるだけ
でなく、空いた手で点滴など他の処置を
することができます。


目的地まで限られたメンバーで対応しな
ければならないので、心臓マッサージ器
は強力な助っ人になります。



「植村なおみさん」

超音波診断装置



「田原良雄先生」

超音波を心臓などの臓器にあって
その反響を映像にします


これで心臓の動きなどを確認して
どこに異常があるのかを
判断材料にします。



「植村なおみさん」

モニター付きマニュアル除細動器



「田原良雄先生」

AEDは機器が自動的に心臓の解析を行い
必要に応じて電気ショックを心臓に与え
脈の乱れを直します。


この装置はAD機能も搭載しておりますが
医師の判断で不整脈の電気的治療
を行うことができます


救急車では「救命救急士」ができる
医療行為は限られております


現場から治療を開始することができる
医師の乗車したドクターカーが現場に
駆けつけた場合には心臓発作などの
一刻を争う症例に非常に有効です


現場から治療を開始できることが患者さん
の命を助けたり、後遺症を最小限に
抑えることにつながっていきます。



「植村なおみさん」

先生、救急車とドクターカーの違い
そしてドクターカーがあるからこそ
救える命があるんだということを
今回は学びました。


今後期待されることはどんなことですか。



「安田聡先生」

はい、やはりこのドクターカーが
積極的に活用されるということを
期待したいと思います


まず、1つは早くに患者さんの
もとに行くことで救命率を高める
ことができるということですね。


もう治療にすぐ入ることができる
あるいは重症の患者さんを病院間で
より特徴のある病院に移棟するために


より安全に患者さんを
移動させることができる...


さらにもう一つは最近様々な災害があり
ますけども、やはり現場に出ていって
大事な必要な治療をより早期に重症の
患者さんには適応してくとゆうこと


そういったものにこのドクターカー
というものが活用されていくんじゃないか
というふうに考えています。



「植村なおみさん」

可能性は広がるばかりですね。



「安田聡先生」

おっしゃるとおりです。はい。



「植村なおみさん」

今日はどうもありがとうございました。



「安田聡先生」

ありがとうございました。



「安田聡先生」

ドクターカーって
本当にすごいですよね
お医者様が乗っているので、
救急の現場に着いて、すぐに病気
に対応することができるんです


特に国循のドクターカーは車の中にカメラ
が付いているので、中の様子を病院の中に
いながらを見ることができる


つまり病院に着いたら
すぐ手術が必要なのかとか
その後の治療計画を立てる
ことができるんですね


日々進化している医療の世界
一人でも多くの人が助かるような
そんな世の中になったらいいですね。




今回の動画はここまでです。


車を走らせながら、病院とリアルタイムで
連絡が取れるので、無理なく適切な治療が
行える点が大きな魅力です。


一分一秒を争う、重症度の高い急患の場合、
ドクターカーが果たす役割は大きいですね。


しかし、できるだけ「心筋梗塞」のような
重症な疾患にならないためにも生活習慣
を見直す必要がありますね。



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