今回ご紹介させていただく動画は、
読売テレビの番組「おはようドクター」
「高血圧」特集の前半です。
今回の動画では、高血圧によって引き
起こされる色々な病気や弊害に
ついて解説されています。
高血圧を誘発する最も大きな原因が
塩分を摂取しすぎることです。
塩分をできるだけ控えることが、
高血圧を抑える方法ととされています。
今回の動画も7分程度ありますので、
是非是非お時間のあるときにでも、
じっくり見ていただければ幸いです。
■高血圧の身体を蝕む仕組みとは?
「脇浜紀子アナウンサー」
高血圧、その数およそ4300万人、
国民の3人に1人が高血圧
といわれています。
あなたは高血圧の
本当の怖さを知っていますか?
今日のドクターは、
近畿大学医学部附属病院 腎臓内科
の有馬秀二先生、高血圧や腎臓病
など「生活習慣病」治療の
スペシャリストです。
「有馬秀二先生」
高血圧は、ある時突然脳卒中や
心臓疾患を引き起こします。
そのためサイレントキラー、
静かな殺し屋と呼ばれています。
高血圧を治療しないと
命の危険があります。
「脇浜紀子アナウンサー」
今日のおはようドクターは、
サイレントキラー、高血圧の怖さ
についてお送りします。
有馬先生そもそも高血圧というのは
どういう状態のことを言うんでしょうか?。
「有馬秀二先生」
心臓は高い圧力をかけて血液を全身
に送り出しております。
その中で「動脈」の中を流れる
血液の勢いが血圧です。
高血圧の状態が長く続きますと、
動脈硬化が起こって心臓や脳という
大事な「臓器」に負担がかかって
病気を起こすことになります。
「脇浜紀子アナウンサー」
血圧って、上、下っていいますけれども、
それがこちらですかね。
「有馬秀二先生」
はい、心臓がぎゅっと収縮して、
力強く血を流しているときっていうのは、
高い圧力で血液が流れていきますので、
「上の血圧」「収縮血圧」と
呼んでおります。
下の血圧というのは、[拡張期血圧」
というのが本当の名前ですけども、
心臓が収縮していない、ゆっくりと
惰性で流れているようなときの
血流の勢いになります。
「脇浜紀子アナウンサー」
それぞれどれくらいの数値だと
高血圧なんでしょうか?。
「有馬秀二先生」
収縮血圧の場合には、140以上、
拡張期血圧の場合は、90以上の場合
に高血圧という定義になって
おりますけれども、
自宅で測った血圧の場合には収縮血圧、
拡張期血圧とも5ずつ引いて、135、
85異常を高血圧と定義しています。
「脇浜紀子アナウンサー」
医療機関で測ったときの方が、
その基準が高いんですね?。
どうしてですか?。
「有馬秀二先生」
一般的には、病院に来た時に少し緊張して
たり、動いてきた後だったり、病院に来た
ばっかりだったりしますので、
少し自宅で安静にして測るよりも高い
ことが多いということを考えております。
「脇浜紀子アナウンサー」
なるほど、高血圧になってしまったら、
自覚症状はあるんですか?。
「有馬秀二先生」
はい、殘念ながら、なかなか自覚症状が
でないっていうのが、高血圧の特徴です。
自覚症状がないっていうことから、
高血圧はサイレントキラーとも
呼ばれております。
「脇浜紀子アナウンサー」
サイレントキラー、
ちょっと怖いですね本当に。
「有馬秀二先生」
はい、気づかないうちに
病状が進行しておりまして、
例えば脳の血管に動脈硬化が進んで
いきなり脳卒中を起こしてしまったり
心臓の血管が障害を起こしてしまって
いきなり狭心症、心筋梗塞というような
命にかかわるような病気を前触れなく
起こすっていう可能性があるからです。
「脇浜紀子アナウンサー」
なるほど、その他に合併症なんかも
危険性あるんですか?。
「有馬秀二先生」
はい、腎臓や大動脈、あと目ですね、
網膜剥離とかの危険性もあります。
「脇浜紀子アナウンサー」
目ですか、なるほど、そうしますと
自覚症状が無くても、日頃から血圧を
見ておくということが必要なんですね。
「有馬秀二先生」
そうですね、今家庭血圧計を含めまして、
血圧を測るチャンスというのは沢山ある
と思いますので、是非時々は血圧を
測っていただきたいと思います。
「脇浜紀子アナウンサー」
有馬先生、
サイレントキラーといわれるほど、
もしかしたら命の危険もあるかもしれ
ないという高血圧なんですが、
どういう人がなりやすくて、どのように
予防すればいいんでしょうか?。
「有馬秀二先生」
高血圧は、体質的に血圧が上がりやすい人
というのは、やっぱりいらっしゃいます。
ですから両親、もしくは近い肉親に
高血圧の人がいらっしゃる場合には、
少し気をつけていただいたほうが
宜しいかと思います。
「脇浜紀子アナウンサー」
なるほど、なるほど、
予防の方法もあるんですよね?。
「有馬秀二先生」
はい、まず一番大事なのが
塩分制限、減塩です。日本人は塩分摂取
がやはり多い国民ですから、
一日6g未満の減塩で血圧上昇を
抑制できるっていうことが
分かっております。
あとは適度な運動、適正体重の維持って
言うことで、「肥満」を避ける
ということも大事です。
アルコールは決して飲んではいけない
ではないんですけども、過度なものを
控えていただきたいという
ことになりますし、
食事の中では野菜、果物というような
カリウムを沢山含んでいるものは、
血圧を下げる効果がありますので、
ここが期待できるところです。
そして、「禁煙」ですね。
これは血圧を上げるだけではなくて、
その臓器そのものも悪さをしますので、
血圧が高い、もしくはそれが心配な方は、
是非禁煙を心掛けて頂きたいと思います。
「脇浜紀子アナウンサー」
それにしましても、この減塩、
1日6g未満って、かなり少ない数字ですね。
「有馬秀二先生」
かなり厳しいですね。
「脇浜紀子アナウンサー」
具体的には、どんなふうに「減塩」に
気をつければいいでしょうか?。
「有馬秀二先生」
日本人の今の1日平均として11、12g
摂っていると言われておりますので、
6g、半分ですから中々大変なんですけども
これを見て頂いて、本当に何も食べられなく
なるんではないかと思ってしまうかも
しれないんですけども、
やはり塩を含むような味噌、醤油という
ものを控えて頂く、もしくは外食を控えて
頂くというとこで、少しずつ気をつけて
頂きたいと思います。
「脇浜紀子アナウンサー」
なるほど、それから先生、アルコールは
控えめにということなんですが、
私けっこう嗜む方なんですけれども、
血圧をやはり上げてしまうんですか?。
「有馬秀二先生」
はい、少量のアルコールは、
むしろ血管を広げて血圧を下げる方向
に行ってくれるんですけども、
量が多くなってきますと、少し血圧が
上がる傾向になりますので、
ビールですと1日500ミリリットル、
日本酒ですと、1日1合ぐらいまで
ならば大丈夫と言われております。
ただお酒と一緒に食べますおつまみが
しょっぱいものが多いですから、
そちらもあわせて
気をつけて頂きたいと思います。
「脇浜紀子アナウンサー」
有馬先生、塩分やお酒を控えめにする、
食生活に気をつけるということが高血圧
にならないために大切なんですね。
「有馬秀二先生」
はい、高血圧は少しずつ悪い習慣の積み
重ねで、悪くなっていきますので、
少しずつ少しずつ気をつけていただく
というのが大事になります。
特に高血圧、最初は自覚症状がありません。
むしろ自覚症状が出るときっていうのは、
怖い病気で起こることがあります。
朝まで元気だった人が、いきなり脳出血を
起こしたり、心筋梗塞を起こしたりという
ことで、非常に怖い病気を起こす
原因になるんですけども、
予防できる病気ですので、
ぜひ気をつけて頂きたいと思います。
「脇浜紀子アナウンサー」
はい、ありがとうございました。
「有馬秀二先生」
はい、ありがとうございました。
「脇浜紀子アナウンサー」
いや〜イカの塩辛ね、明太子、
●●もおいしいですよね、
あたりめも大好きですしね。
やっぱり塩っ辛いものおいしいですね。
食べてしまいますよね。
でもカロリーとかね、甘いものとか、
あるいは油物を摂り過ぎないように
っていうのは結構気をつけている
つもりでしたけれども、
塩分というのは、私あまり気にした
ことがなかったですね。
むしろ塩っ辛いものが好きで、
結構食べてしまう方です。
しかも、あのねぇ、日本酒に塩を
ちょっと舐めながら、おしいですもんね。
考えたらほらテキーラだって
ライムと塩でテキーラを飲んだり
しますから、
あの〜有馬先生に伺いますと、
塩っけって、その塩分というのが
恐らく人間のこう味覚の中で一番贅沢
を感じる、欲しいと思うのが塩分、
塩っけじゃないかというような
お話をさっき伺いまして、
そういうところから、
やはり私も塩っけが好きなのかなぁと、
思いましたけれども、
今日お話を伺って、
ちょっとさすがに気をつけたほうが
いいなという気がいたしました。
え〜それにしてもね、
1日適量がお酒一合は少ないっすよね。
みんなもうちょっと飲んでますでしょ?。
みなさんちょっと飲みに行かれる方は、
もう少し飲んでいるような気が
するんですけれども、
え〜これもですね、塩分とともに適量は
一日お酒一合ということは、しっかりと
今日覚えておきたいと思います。
覚えとこ、覚えとこ。
今回の動画はここまでとなっています。
さすがに1日6gは厳しいですよね。
お酒もビール500ミリリットルでは、
飲んだ気がしませんからね。
そうすると苦しいので、いつの間にか
辞めてしまい、またゼロになります。
タバコは吸わないので、問題ありませんが、
お酒は飲むので、週に1〜2回程度に
とどめておきたいと思います。
いつも本当にありがとうございます。
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