
■働きながら資格勉強はできるのか?
あなたはキャリアアップのために看護師として毎日忙しく働きながら、資格取得のために
勉強するのは可能だと思いますか?。もちろん答えは「Yes」です!!。
実際に沢山の方が何らかの資格を習得するために毎日働きながら頑張っています。
総合病院や大学病院だけでなく、ある程度規模の大きな病院では「資格取得支援制度」を
導入していますので、働きながら資格取得のために勉強することができます。
資格取得支援制度の中身は個々の病院によって微妙に異なります。
例えば正看護師になるための支援を行っていたり、認定看護師や専門看護師の資格取得を
支援したり、医療関係の国家資格であれば支援してくれる医療機関もあります。
こうした資格取得支援制度のおかげで他の職種からキャリアチェンジが可能となりました。
実際に医療以外の仕事に就いていた人が40代で正看護師になった人もいます。
■資格取得支援制度のメリットとは?
もちろん資格取得支援制度を受けるためには一定の期間正職員として働く必要があります。
しかし、これらの制度を利用すれば、まずお金の心配をしなくてすみます。
奨学金という形で無利息でお金を融資してくれるので、入学金や学費の心配はいりません。
また、学校に通う必要がある場合は、勤務シフトを調整してくれるので安心です。
今現在准看護師として働いていて、正看護師の資格取得を検討するも、資格取得支援制度
が整っていないのであれば、支援制度が充実している病院へ転職するのも一つの手です。
働きながら国家資格の取得を目指すなら、資格取得支援制度を利用しない手はありません。
仕事と勉強を両立させるのは、本当に大変です。病院側の支援なくしては難しいです。
働きながら学校に通うのは正直非常に辛いものですが、サポート体制が充実している病院
にはすでに沢山の看護師さんが国家資格を取得しているので、刺激になります。
あなたが目指している国家資格をすでに取得されていて、その資格を活かしながら働いて
いる人がいるならば、それはとてつもなく幸運なことです。単に学べるだけではありません。
あなたの未来がそこにあるわけですから、勉強・仕事に対する意識も高められます。
勉強に使用していた本やノートをお借りすることができれば最高ですよね。
■挫折せずに勉強し続けるためには?
しかしこうした資格取得支援制度を利用するからには、仕事も勉強も必死にがんばらなけ
ればなりません。ですので、仕事と勉強を両立させるために体調管理が非常に重要です。
毎日頑張って勉強するのはいいですが、寝不足がたたり、職場で倒れてしまっては意味が
ありません。常に健康を維持するためにも、これまで以上に健康管理に努めてください。
無理し続ければ、いつか破綻してしまいます。頑張りすぎて挫折するのは本末転倒です。
どうしても時間に限りがあるので、効率良く勉強を進めていかなければなりません。
そのためには、スキマ時間の有効かつようと眠気をいかに抑えるかがカギとなります。
人間の集中力はせいぜ1時間程度です。それ以上となると集中力はどんどん低下します。
ですので、目がしっかり覚めた状態でスキマ時間に集中して勉強する方が効率がいいです。
まとまった時間を求めたくなる気持ちは分かりますが、現実的に難しいですよね。
しかし、難易度の高い国家資格を取得された看護師さんの多くが毎日スキマ時間を有効に
活用しながら勉強されています。その方が目的意識が明確になりやすいようです。
■努力は必ず報われます
看護師さんの中には看護師としてより高みを目指して毎日がんばっている方が多いです。
しかし、キャリアアップするには、ただ今働いている職場で頑張るだけではだめですよね。
より専門性の高い仕事に就くことを考えた場合、専門の資格を取得しなければなりません。
そのために働きながら勉強されている方が沢山いますが、志半ばで挫折する方が多いです。
独身の看護師さんであれば、勉強のための時間を確保することが十分できると思いますが、
家庭がある看護師さんの場合、仕事と家庭を両立させるだけでもかなり大変です。
そうした中で勉強するための時間を確保するのは非常に大変で、現実的に厳しいです。
仕事を終えて自宅に戻るころにはクタクタです。それから家事をやって、そのあとによう
やく勉強するための時間を取ることができるわけですが、時間的に限られています。
ですので、よほど高い志がないと高い確立で挫折することになります。
しかし、そうした厳しい状況のなかで学び続ける努力は必ず報われます。
事実資格を専門資格を取得して、キャリアアップに成功された看護師さんは沢山います。
しかし、事前にある程度戦略・計画を練ったうえで勉強を進めていく必要があります。
さらに看護師としてキャリアアップするための国家資格として以下の様なものがあります。
●栄養サポートチーム専門栄養士
●日本糖尿病療養指導士
●呼吸療法認定士
●透析療法指導看護師
●消化器内視鏡技師
●産業看護師
●救急救命士
●医療環境管理士
●診断療法管理士
●排尿機能検査士
●血管診療技師
●認知症ケア専門士
●弾性ストッキング・コンダクター
●透析技術認定士
●音楽療法士
●臨床心理士
●認定心理士
●循環器専門ナース
●人間ドック検診情報管理指導士
●視能訓練士
●超音波検査士
●体外循環技術認定士
●脳神経超音波検査士
●心臓リハビリテーション指導士
●福祉住環境コーディネーター
●ケアカウンセラー
●認定行動療法士
上述した資格は医療機関だけでなく、「福祉関連施」設でも有効なものが含まれています。
どれも専門性が高い資格ばかりなので、正直なところ勉強するのは非常に大変です。
また専門看護師、認定看護師、正看護師の資格とは異なり支援制度の対象外となっている
医療機関が多いので、自ら身銭を切って勉強しなければなりません。
しかし、それだけの価値は十分ありますし、資格取得までの過程における努力が必ず別な
形で大きな力となってくれますので、キャリアップがより確実になります。