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今回ご紹介させていただく動画は、
福島中央テレビの番組「福島ドクターズTV」
「足のトラブル」を特集しています。


タコやウオノメなどの足のトラブルに
悩まされている女性が非常に多いです。
特に若い女性に多いです。


それもそのはず、若い女性は機能性よりも
デザイン重視の靴を履いてる方が多く、
余計に足に負担を与えてしまいます。


また、足のトラブルは病気と認識する意識
どなたも希薄であるため、医療機関に足を
運ばずに自己治療で済まそうとします。


上手く行くケースもありますが、
余計に症状が悪化する場合も多いです。


足のトラブルに関する正しい知識を
身につけて、何かあればすぐに医療機関を
受診されることをおすすめします。


今回の動画も15分以上ありますので、
非常に長いですが、お時間のあるときに
ご覧いただければ幸いです。
 
 
 

 
 
 
■代表的な足のトラブルとは?


「中川久美さん」

みなさんこんにちは。


「見る、知る、学ぶ」福島ドクターズTV、
ナビゲーターの中川久美です。


さて、夏は素足で過ごす
機会が多くなりますね。


タコやウオノメがあって、
素足になるのが恥ずかしい痛くて辛い、
そんな悩みを持っている方も多
いのではないでしょうか?。


そこで今回は足のトラブルの中でも
代表的なタコと魚の目に注目します。


タコやウオノメは
なぜできるのでしょうか?。


まずはそのメカニズムから
見ていきましょう。



「ナレーション」

皮膚の表面には角質層と呼ばれる硬い層が
あって、外の刺激から体を守っています。


全身の体重を支える足の裏は、
他の皮膚より角質が厚くなっていますが


合わない靴などで同じところに繰り返し
強い圧力が加わると、皮膚は体を
守ろうとさらに「角質」を厚くして
タコやウオノメを作ります。


タコは角質が盛り上がって
かたくなったもので、
あまり痛みはありません。


一方、厚くなった角質の中央に魚の目の
ように見える硬い芯が出来て、皮膚の内側
に向かって突き刺さるように入り込んで
いくのがウオノメです。



圧迫すると硬い芯が神経に触れるために
強い痛みがあります。




■タコやウオノメを患った人の声



「中川久美さん」

タコとかウオノメ
とかできたことあります?



「通行人の女性」

あります。



「中川久美さん」

痛くなったとき、どうしました?



「通行人の女性」

市販のウオノメパッドみたいなものを
買って貼って寝てました。



「中川久美さん」

足にタコとかウオノメって、
できたことあります?



「通行人の女性」

あっ、あります。あります。



「中川久美さん」

市販品を買って?



「通行人の女性」

そうそう、はい。



「通行人の女性」

ヒールを履いていると、
前の部分の方が硬くなったりとかする



「中川久美さん」

ちょっと痛いですよね?。



「通行人の女性」

はい、痛いです。

放置したりするんですけど、
フットケアとかエステでやって
もらったりとかしたことはあります。



「ナレーション」

ドラッグストアーなどにもタコや
ウオノメの治療薬がたくさん並んでいて、
悩んでいる人が多いことがわかります。



ありふれた症状で病気という認識も持ち
にくいため、自己流の手当てで済ませて
しまうケースが多いようですが、


かえって症状を悪化させてしまう
ことも少なくありません。


タコやウオノメの患者さんを多く見ている
三春町のせんざき医院 院長仙崎和則先生
にお話を伺いました。




■ありがちな足トラブルとは?


「中川久美さん」

タコやウオノメで病院に
来る方っていうのは、
やはり悪化させてしまっている
ことが多いんでしょうか?



「仙崎和則先生」

そうですね。ご自分で削ったり、
それから市販の薬を貼ったりして、
なかなかよくならないということで
来る人が多いです。


中には、貼り薬の使い方が悪くて
化膿して来る人もいます。


それから、ウオノメは
芯があるんですね。


ですから、
その先端のとがった部分を
しっかり繰り抜かないと、
なかなかよくなりません。


ご自身でやるのは難しいと思いますよ。




■タコやウオノメの治療について


「ナレーション」

タコとウオノメの治療は、
医療機関の場合も市販の薬と同じで、
まずはサリチル酸を貼って、硬くなった
患部を柔らかくすることから始まります。


皮膚が柔らかくなったら、
タコはメスやカッターで角質が盛り
上がったところをカットします。


また、魚の目はメスやキュレットと
呼ばれる器具で芯を取り除きますが


なかなか奥まで柔らかくならないため、
サリチル酸で芯を柔らかくして削るという
作業を何度か繰り返します。


痛みが強く、治療に時間がかかる
ウオノメはタコよりも
厄介といえそうです。



「中川久美さん」


ウオノメもタコも症状の悪化を防いで
早く治すためには医療機関で適切な
治療を受けることが大切です。


また、ウオノメと思い込んでいたら、
別の皮膚の病気だったということも
あるので注意が必要です。



■自己治療で大失敗するケース


「40代女性患者」

丸いのがちょっとできてきて、
ウオノメかなと思っていたんです。


ちょっと、削ったりするのは、
やっぱり痛いと思って、


ここに来て診察したら、イボですねって
言われてびっくりして...



「仙崎和則先生」

切っても切ってもよくならない
ということでお見えになる方が
いらっしゃいます。


それらの方々は、ほとんどが
ウオノメではなくて、イボです。


イボはウイルス性なので
切っただけでは治りません。


なおかつ、ウイルス性なので
人に移す場合があります。


ウイルス性のイボはウオノメと
非常に区別がつきにくいので...



「ナレーション」

イボは主にマイナス196度の液体窒素を
綿棒などに染み込ませて患部を瞬間的
に凍らせる治療が行われます。



「中川久美さん」

足に何か硬いものが出来たときには
病気を見分けるためにも皮膚科を
受診することをお勧めします。


さて、タコとウオノメは厚くなった
角質を取り除けば治りますが、
それだけでは再発を防ぐ
ことはできません。


大切なのは角質が厚くなる
原因を改善することです。


この後タコやウオノメの
予防法をお伝えします。




■タコやウオノメの予防法とは?


「中川久美さん」

靴ってどんなところを
ポイントに選ばれます?



「通行人の女性」

靴ですか?デザインですかね、
やっぱりはい。



「通行人の女性」

デザインと、私は身長が低いので、
10センチ以上じゃないと
履きたくないです。



「中川久美さん」

ヒール高いですよね、
足痛くなりません。



「通行人の女性」

いや、それは女の子なんで...



「ナレーション」

そこは女の子なんで、我慢?


「通行人の女性」

おしゃれは我慢です。




■靴を選ぶポイントとは?


「ナレーション」

街にはデザインが素敵な靴が溢れて
いますが、タコやウオノメが
できるのを防ぐには足に合う靴を
履かなければいけません。


正しいクツの選び方を福島県立医科大学
講師で足の外科と靴医学が専門の
大内一雄先生に伺いました。



「中川久美さん」

どんな靴を選べばいいんでしょうか?



「大内一雄先生」

そうですね。脱ぎ履きが簡単にできる
靴が履きやすくていいと考える方が
多いと思うんですけれども


そうではなくて、足に靴を固定する
ということが大事なんです。


ですから、足が靴の中でずれないように
足の甲をひもやマジックテープなどで
しっかり締めつけられる靴のほう
がいいんですよ。



「ナレーション」

足の甲をしっかり押さえる
靴を選ぶようにしましょう。


靴の中で足の指が動かせるように
足先に1センチぐらいの余裕が
あることも大切です。



「大内一雄先生」

靴屋さんで5分くらい履いてみて、
あたるところがないか試して
みることが大切です。


多少きつくても、靴
がだんだん伸びてくるんじゃないか
履いているうちになじんでくるんじゃ
ないかと思ってしまいますが...


逆でして、足のほうが変形して
しまうことが多いです。



「ナレーション」

コレは靴を履いて歩いた時に足の裏の
どの部分に体重がかかっている
かが分かる機械です。


私は普段からヒールが高めで脱ぎ履きが
楽なパンプスをよく履きますが


このような靴で歩くとどうなるのか、
実際にセンサーを入れて調べて
みました。すると...



「中川久美さん」

足の前の方が真っ赤かですね。



「大内一雄先生」

そうですね。

かかとの高い靴を履いているため
前の方に体重が集中して
かかっているようです。



「ナレーション」

ヒールの高いパンプスは、
体重が分散せず、足の指の付け根の部分に
すべての体重がかかっていたのです。


足の裏を見ると体重がかかる場所に
しっかりにタコができていました。



「中川久美さん」

やはりにハイヒールなどのファッションを
重視した靴は必要な時だけ履くといった
使い分けが必要なようです。


また、足にタコやウオノメができる
原因は合わない靴ばかりではありません。




■タコやウオノメのその他の原因?


「ナレーション」

人間の足の裏には縦と横に3つのアーチ
があって歩いたり走ったりする時の衝撃を
和らげるクッションの役割をしています。


アーチがあることで安定して
立つことができますが


年をとることや、
運動不足で足の筋力が低下すると
アーチが崩れてしまいます。


すると足の裏が平らになり、
たえず圧力がかかるようになって、
タコやウオノメができやすくなるのです。


足に合わない靴を長く履き続けることも
アーチが崩れて足が変形する原因になる
ので注意が必要です。


症状を改善するには靴の中敷きを
作るという治療法があります。




■タコの痛みを改善するには?


「中川久美さん」

わあ...不思議な感覚!!


「スタッフ」

そうですよね。


「中川久美さん」

うん。



「スタッフ」

みなさん、よく、そうおっしゃいます。



「ナレーション」

中敷は砂を固めたような
特殊なスポンジに足を押しつけ
立体的な足型を取って作ります。


自分の足にぴったりあった中敷きで、
足のアーチを支えることでタコや
ウオノメを予防することができます。



「大内一雄先生」

タコができて靴があたるというような
人はそこが一番足の形が変形して
当たっているという証拠ですので


タコが当たらないような中敷きを
作ると非常にいいと思います。



「中川久美さん」

靴の中敷きは整形外科で作ることが
できる料金は保険がきいて三割負担
なら五千円ほどです。


このほかに、足のアーチを鍛える
簡単な筋力トレーニングも
効果があります。




■足を鍛えるトレーニング


「ナレーション」

福島医大付属病院 理学療法士の
久保田智之さんに教えていただきました。



「久保田智之さん」

床の上にあるタオルを使って
足の指でたぐり寄せ運動します。


このように足の裏を使って
タオルを引き寄せていきます。



「中川久美さん」

すごい足の指を使いますね。



「久保田智之さん」

そうですね。



「ナレーション」

足の指を大きく動かしてタオルを
つかむように手繰り寄せましょう。


この運動を行うと、
足の縦のアーチを支える力を
つけることができます。


今度は足の指を使って
じゃんけんをしてみましょう。



「中川久美さん」

グウ、チョキ、パー、グウ、チョキ、パー。
めちゃくちゃ足の筋肉使いますね。


そうですね。


普段使わない脚の指や足の裏の筋肉を
使うことによって足のアーチを支える
力をつけることができます。



「ナレーション」


どちの運動も無理をせず、
毎日続けることが大切です。


そしてもう一つ、足の健康のために
気をつけたいのが歩き方です。


まず上から釣り上げられているような
イメージで真っ直ぐ立ちます。

そして蹴り出した足のつま先は
しっかり上に向けましょう


かかとから着地したら足の親指で
しっかり切るイメージで次の
一歩を踏み出します。


普段何気なく歩いていますが、
姿勢に気をつけて、足の指をしっかり
使うという歩き方を心がけたいですね。




■大切な足を守るには?


「中川久美さん」

足を守るために気をつけなければ
いけないことはたくさんありますね。



「大内一雄先生」

そうですね。足は体の土台ですので、
そこにできるタコやウオノメは足の変形が
進んでいるとか関節が悪くなっているとか


いろいろなことを教えてくれる
足からの「SOS」だと思うんです。


ですから健康を守るためにも
普段から自分の足をしっかり見て
タコやウオノメができないように
予防に努めてほしいと思います。



「中川久美さん」


なかなか自分の足をしっかり見ることは
少ないですが健康のためにも


毎日履く靴や歩き方などに気をつけて、
タコやウオノメのない足を
目指したいですね。


それでは、また来月お目にかかりましょう。


次回はある日突然襲ってくる
めまいがテーマです。


めまいはなぜ起こるのでしょうか?。




今回の動画はここまでとなっています。


あなたは毎日自分を足を見ています
でしょうか?入浴時に足の裏を石鹸で
マッサージすることをおすすめします。


これだけで、足を大切にする気持ちが
自然と湧いてきますので...


自分の足に合わない靴を長時間にわたり
履きたいとは思わなくなります。




いつも本当にありがとうございます。

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