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■なぜ耳鼻科の看護師求人は多いのか?


看護師さんの耳鼻科の求人は比較的多いです。患者さんの年齢層も新生児から高齢者まで
幅広いので需要も多いことから、町中には耳鼻科のクリニックが沢山ありますよね。


これほど恵まれた環境にありながら、耳鼻科病棟だけでなく耳鼻科クリニックで働くこと
を希望されている看護師さんは多くないので、人材確保にはどこも苦労しています。


耳鼻科は大学病院や総合病院といった規模の大きな病院でも診療科目として存在している
のと、耳鼻科の専門医は外科系と内科系の両方の領域に携わっています。


患者さんのニーズに応えるため大学病院では耳鼻科の手術は多岐にわたって行われてます。
そのために必要となるのが「検査」で、以下のとおり沢山の検査項目がございます。



(1)聴覚機能検査

(2)超音波検査

(3)音声機能検査

(4)鼻咽腔・喉頭ファイバー

(5)平衡機能検査

(6)顔面神経機能検査

(7)嗅覚機能検査

(8)嚥下機能検査

(9)頭頚部画像検査

(10)携帯用睡眠時無呼吸検査



耳鼻科というと大抵の方は聴覚や嗅覚の検査のみと思われるかもしれません。


しかし、五感の中でも「耳と鼻」の役割は非常に大きいので、一見関係なさそうな病気
にも耳と鼻が関与していることが多いので、検査に力をいれている所が多いです。


とくに最近は女性を中心にメニエール症候群に苦しむ人たちが増えていまして、「耳鳴り」、
「めまい」、「聴覚障害」といった症状から識別するのは困難なので検査が重要です。


メニエールは「パニック症候群と似たような症状が起こる病気であるため、世間では同じ
病気とする向きも非常に強いのですが、実際にはこれら二つは大きく異なります。


メニエール病の直接的な原因は、「内リンパ水腫」です。そして、その根底にあるものと
してストレス、睡眠不足、疲労、性格的な問題などがあるとされています。


患者さんの中には自分は重度な病気だと、考えている方が少なくありません。


このため検査結果に納得しない方も少なからずいますので、検査は正確性だけでなく、
患者さんとの対話が非常に重要になるため、耳鼻科での看護師さんの役割は重要です。






■耳鼻科でも看護師の経験を生かせます!


耳鼻科での看護師さんの仕事は、内科系の治療も多いので、普通に採血や点滴が行われ、
様々なアレルギーに関する病気を取り扱っているため、その数は決して少なくありません。


ですので、これまでの看護師としての経験をしっかり活かすことができます。


看護師さんの耳鼻科求人は、クリニックが圧倒的に多いです。クリニックでは夜勤がほぼ
ありませんし、残業に関しても他の診療科と比べればそれほど多くありません。


病棟勤務の看護師さんと違って、不規則な勤務体制での仕事はありません。


常勤として日勤ばかりの勤務か、非常勤としてパートの勤務になります。


すでに家庭を持っていて、子育に手がかからなくなっているママさんが看護師として働く
のであれば、耳鼻科クリニックは非常に魅力的な職場であるといえます。


気になるお給料についてですが、パート・アルバイトの時給が1500円から2000円
程度で、正社員の場合は基本給が23万円から27万円くらいが相場です。


また、年収では350万円前後となっており、他の診療科と比べて特別低いということは
ありません。働きやすい環境を優先させたい方にとっては非常に魅力的な職場です。





■耳鼻科なら安心して働けます!


耳鼻科が取り扱っている科目は非常に幅広いため、患者さんの年齢層も実に幅広いです。
特に耳や鼻の病気を持つ子供は少なくありません。中でも中耳炎は多いです。


小学校でプールに入るようになると、耳に水が入って中耳炎になるケースが多いです。
また、中耳炎によって聴力が落ちることもあるので、親御さんが物凄く心配します。


人によっては取り乱してしまう方もいますので、こういった場合でも感情的にならずに、
冷静ない対応が求められます。ですので、コミュニケーション能力も問われます。


また、中高年の患者さんも多いです。特に更年期の女性患者の場合、めまいや耳鳴りなど、
にもなりますし、最近では花粉症などのアレルギー関連の疾患も多くなっています。


町中にある耳鼻科クリニックは、地域に根ざして医療サービスを提供していますので、
親しみやすい雰囲気が何より大事です。そうした役割も看護師さんは担っています。


特にアレルギー関連の疾患を患っている患者さんの中には毎日吸入に訪れる方もいるので、
こうした常連さんとのやり取りを苦手とする方にとっては少しばかり辛いかもしれません。


しかし、耳鼻科の領域は非常に広いうえに、その役割は益々大きなものとなっているので、
少子高齢化に関係なく、今後も受診する患者さんの数は増えることが予想されています。


そうなれば当然耳鼻科クリニックも増えることになるので、求人も比例して増えますし、
中堅規模の病院よりも経営は遥かに安定しているので安心して働くことができます。