■看護師は結婚が決まると退職を検討するのか?
看護師さんの9割超が女性ですから、結婚すれば家庭と仕事を選ばなければなりません。しかし、実は看護師さんの場合は結婚を理由に退職する人はそれほど多くありません。
結婚をきっかけに退職された方の退職理由は以下のとおりです。
(1)結婚とほぼ同時期に出産を
控えているため。
(2)結婚をきっかけに職場から
遠く離れた所へ転居したため。
(3)慣れない土地で家庭と仕事の
両立は難しいと判断したため。
結婚しても仕事を継続することを選んだ方の理由は以下のとおりです。
(1)看護師の仕事が好きだから。
(2)看護師になるときから仕事と家庭
を両立することを決めていた。
(3)一度退職すると復職する
のが難しいため。
(4)子どもが生まれる前にできるだけ
看護師としてのキャリアを
高めておきたい。
(5)旦那さんのお給料だけでは
生活するのが厳しいため。
一般の会社に勤務している女性の場合は結婚を機に退職せざるえない場合が多いのですが、看護師さんの場合、厳しい環境の変化に対応しながら働きつづけるケースが多いようです。
■子供が生まれると家庭は安らぎの場から戦場へと変わる!
独身、未婚に関係なく、看護師として働いている方であれば、看護の仕事がいかに大変か、お分かりだと思いますが、仕事と家庭を両立させるのは、想像以上に大変です。
とくに子どもが生まれると育児に自分の時間をより多く割かなければなりません。
そうした状況で働くとなると、周囲の人たちに協力してもらわなければ、到底ムリです。
小さなお子さんは急に発熱したり、体調を崩したり、怪我をする可能性があります。
子供を放って、仕事に出かけるわけには行きませんから、職場の人たちに勤務を交代してもらったり、自分が働いている間に身内に看病してもらうなどしないと働けません。
そうした過酷な状況にありながら、「良い母親」、「良い妻」になろうとして、無理して頑張り続けると余計に苦しくなるので、自分の心と身体が壊れてしまいます。
そうならないためにも周囲に協力を求められる体制をしっかり整えておくべきです。
■看護師の婚活裏事情
厚生労働省の調べによりますと、1975年当時の女性の平均初婚年齢は24.7歳です。そして、平成21年には、28.6歳となり、以後もゆるやかに上昇しています。
看護師さんも年代別に見た場合、29歳前後が最も多いようです。
ちなみに知り合ったきっかけは以下のとおりです。
(1)友人・知人からの紹介
(2)各種イベント
(パーティー、合コンなど)
(3)趣味のサークル
(スキー、陶芸、生花など)
(4)旅行先で偶然出逢った
(5)仕事関係
(職場の人間、取引先など)
看護学校を卒業して看護師として5年以上経験を積むころから徐々に出会いの場が少なくなりますので、出会いを求めて積極的に合コンやサークルなどに参加する傾向が強いです。
30歳代に突入すると合コンの機会は一気に少なくなるので、さらに出会いの場を求め、お見合いパーティーや趣味のサークルに積極的に参加するようになります。
とはいっても、看護師として激務をこなしながらなので、積極的といっても限度があり、一般の会社で働いている同年代の女性のようにはいきません。このため焦ります。
しかし、いつの時代においても男性が結婚する女性に求める仕事の上位に看護師があり、お見合いパーティでも合コンでも有利であることは間違いありません。
■家事は苦しまないためにも一生懸命ズルして楽をする!
仕事と家庭を両立させるためには、いかに家事を効率よくこなすかが大事です。
仕事から戻ってきて食事を作るのは本当に大変ですよね。料理をしながら立ったまま寝てしまうくらい疲れが溜まってしまうほど看護師さんの仕事はハードですからね。
結婚して仕事を続けながら家事全部一人やろうとしたら絶対にダメです。やめてください。
家事を事細かく別けて、旦那さんに手伝ってもらえることは協力してもらい、それ以外は家事代行サービスなどを上手に利用して、自分の時間を確保できるようにしてください。
休みの日以外は手を抜かなければやってられません。最近のスーパーは、主婦に楽をしてもらうためにお惣菜だけでなく、肉や魚などの生鮮食品にも色々工夫がなされてます。
お弁当ばかりだと味気ないと思うのであれば、こうした物を利用すればお皿に並べるだけでいいので、かなり楽ができます。後片付けも食器洗い機があれば簡単ですね。
家事をどうするかではなく、いかに家事をやらないかという視点で考えてみてください。
■旦那さんは家事を手伝ってくれるだろうと期待すると裏切られる?
なぜここまでするのかというと、旦那さんに期待しすぎると必ず裏切られるからです。新婚当初は色々手伝ってくれるのですが、時が経つにつれて非協力的になります。
事実、マイナビウーマンが以前アンケートを行ったところ、旦那さんが「全然家事を手伝わない」が、「家事を手伝ってくれる」を上回っていたことが明らかになっています。
もし手伝ってもらいたいのであれば、嫌味を言ったり、怒ったりするのは厳禁です。
とにかく旦那さんをおだてる、いつも感謝しているふりをする、これが一番効くようです。
男性は女性と違って、常に誰かに認められていなければ自尊心が崩壊してしまうので、この点を責めるのではなく、逆に逆手に取って、利用するくらいでなければなりません。
カテゴリ