
■看護師さんが復職するさいに後悔することとは?
産休や育休が終わって復職するにあたり、しっかり準備する必要があります。
産休や育休を取得して、その流れに身を任せるように復職してしまうと、後悔することになりかねません。休みに入る前からしっかりプランを立てる必要があります。
まず、女性が産休や育休明けに復職して後悔するのは以下の点です。
(1)もっとのんびり子どもと
過ごせばよかった。
(2)資格取得のための
勉強をすればよかった。
(3)家事と育児に追われて
何もできなかった
(4)復職するための準備が
足りなかった。
(5)普段会えない人たちと
もっと会っておくべきだった。
時間があると色々なことに挑戦したくなるものですが、休んでいる間は育児と家事に忙殺されるので、それさえもしっかり準備しなければ、そのための時間は取れません。
休んでる間に資格を取得するために通信教育の講座を申し込んだにもかかわらず、一度も教材を開かなかったという人の多さを知ったら、きっとあなたは驚くと思います。
そうならないためにも、しっかりプランをたてて行動する必要があります。
■復職への不安を解消するには?勉強するのが一番です!
医療の仕事は研修を受ければすぐに出来るようなものではありませんし、進歩のスピードが他の業界では考えられないほど早いので、1年程度のブランクでも油断は禁物です。
復職後に多くの看護師さんが戸惑います。これは仕方のないことです。どうしても、薬の名称を思い出せなかったり、使い慣れたはずの医療機器の操作に戸惑ったりします。
そうならないためにも復職した後にスムーズに仕事モードに切り替えられるように、休んでいる間も出来る範囲内で看護や医療について勉強し直す必要があります。
看護学校時代に使った教材を勉強し直したり、現役看護師さんの人気ブログやSNSを利用して、他の看護師さんと交流しながら勉強している方も結構多いです。
自分一人ではモチベーションを維持するのが難しいですが、意識レベルの高い人が集まる場所に身を置けば、モチベーションを維持できるので、資格勉強にも有効です。
■休みの間に職場の人たちと連絡を取るべきか?!
また、産休・育休中は職場の人と完全に連絡を取らない方も多いのですが、これはあまりオススメできません。復職する日が近づくにつれて不安を大きくさせてしまいます。
できる範囲内でいいので職場の人たちと連絡を取りましょう。今はLINEがありますので、職場の人たちとリアルタイムでそれぞれの近況を報告することが容易にできます。
時間的に余裕があれば、食事会や飲み会などにも参加しましょう。
■子供と過ごす時間を大切に
復職後の準備は大切ですが、この時期のお子さんとの生活は一生に一度きりです。
過ぎてしまった時間は二度と戻りませんので、お子さんと過ごす時間を第一考えるべきであることは言うまでもありません。事実多くの方が復職した後に後悔しています。
「もっと子供と一緒に過ごしたかった」「無理に復職しなければよかった」といったように、復職した後に後悔される方が多いので、お子さんとの時間を大切にして下さい。
しかし育児と家事に追われると、永遠に続く苦しみのように感じてしまうので、そこから離れたいと考えてしまうのも無理もありません。ですので、趣味の時間が大切になります。
例えばネイルやアロマ、フットケアといった自分の趣味に近い資格を勉強される方も少なくありません。仕事関連の資格と異なり、いい意味での息抜きにもなるようです。
■看護師は結婚が決まると退職を検討するのか?
復職した当初は戸惑うことが色々あると思いますが、それも全て時間が解決してくれます。時間の経過とともに仕事にも慣れるのでこの点に関しては問題ありません。
しかし、小さなお子さんがいるわかですから、突発的な病気や怪我が起こりえます。
その場合は仕事を休まなければなりません。場合によっては保育園から子供を迎えに来るように呼びだされるケースもありますので、こうした場合に備える必要があります。
近くにご両親が住んでいる場合は、お母さまに頼むこともできますが、都会で生活してる地方出身者の方の場合、これができないので、皆さん苦労されています。
お友達に頼める人がいればいいですが、小さなお子さんとなると身構えてしまいますよね。
■働く女性を支援するサービスを積極的に利用する!
具合の悪い子供を預かってくれる「病児保育室」の中には、お子さんが通ってる保育園へ職員の方が出向いて預かってくれるサービスを提供しているところがあります。
東京ではすでに板橋区や東大和市が実施しているので、お住まいのエリアにある市役所に「病児保育室」の利用について問い合わせて確認されることをおすすめします。
役所は質問されたことしか答えられないので、子育て支援のサービスについて色々と質問してください。こうしたサービスは自治体によって異なりますので注意してください。
■ふだんからおたがいさまの精神で働くことが大切!
勤務先の病院に「病児保育室」があれば何の心配もなく働くことができます。
しかし、そうでなければ、色々な人の力をお借りするしかありません。
お子さんの関係で早退しなければならない場面に遭遇することも多いと思います。
おたがいさまの精神が非常に大事でして、普段から出来る範囲で他の看護師さんが休まざるえない場合に代わりを引き受けてあげれば、自分が困ったときに必ず助けてくれます。
また残業や夜勤については、お子さんがある程度大きくなるまでの間は免除してもらえるように請求することが出来るのですが、実際の職場は中々そういうわけに行きません。
ですので、ピンチヒッター的に子供の具合が安定していることを条件に夜勤や休日出勤を引き受けている方も多いです。言葉は悪いですが、恩を売ることも大事ですね。
お子さんの具合が悪くなって、自分が休まなければならないときに、いつも代わってくれるからということで、引き受けてくれやすい環境を作ることも大事です。