■今回のテーマは「インフルエンザ」
今回の動画は「インフルエンザ」がテーマです。これからまさにインフルエンザが流行する時期に入るわけですが、今年は絶対にインフルエンザにかかるわけにはいきません。
そのためにも予防を徹底しようと今回の動画見て強く決心したしだいです。とはいってもインフルエンザワクチンは子どものころに受けたっきり一度も摂取していません。
今回の動画で大阪府 済生会 中津病院の安井良則先生がワクチンについて非常に分かりやすく解説してくれていたのですが、受けるかどうか正直迷っています。
というのもワクチンを打つことでインフルエンザに対する抵抗はつくけれども、完全に予防できるといった保証があるものではないと強く語っています。
ただしインフルエンザワクチンを摂取することによってインフルエンザの症状が重篤化するのは防ぐ効果はあるといっていました。この微妙なところが正直ひっかかります。
インフルエンザが引き起こす合併症の症状は侮れないので、とりあえず自分で出来る予防法を徹底したいと思います。
ちなみに手洗いは最低でも90秒間はやらないときれいにウイルスをを洗い流すことはできないようなので、この点だけは冬をこすまで徹底したいと思います。
【 出典 】おはようドクター
はじめに
「脇浜紀子アナウンサー」
貴方はこんな症状はありませんか。全身の関節痛や筋肉痛、せきやのどの痛み、38度以上の高熱。これらに当てはまる人はインフルエンザかもしれません。
毎年およそ10人に1人が発病するといわれるインフルエンザ、12月ごろに流行が始まり、翌年の1月〜3月ごろにピークを迎えます。
今日のドクターは大阪府 済生会 中津病院の安井良則先生。国立感染症研究所感染症疫学センター客員研究員としても活躍するインフルエンザのエキスパートです。
「安井良則先生」
インフルエンザは多くのシーズンで1000万人を超える規模の流行があり、中には重症化して入院したり、あるいは命に関わる場合もあります。
インフルエンザの予防の基本は流行前にワクチンの接種を受けることです。
「脇浜紀子アナウンサー」
今日のおはようドクターは、インフルエンザとワクチンの最新情報についてお送りします。
インフルエンザの症状と経過について
「脇浜紀子アナウンサー」
安井先生、まずはインフルエンザの症状と経過について教えて下さい。
「安井良則先生」
はい、インフルエンザですけども、インフルエンザウイルスが鼻や喉の奥に張り付いて感染が起こって、大体1日から5日くらいの潜伏期間を経て発症するといわれています。
まぁ典型的な症状では、38度以上の高熱ですね。
で、頭痛、関節・筋肉痛、それから呼吸器症状ですけども鼻水、喉痛、咳などがでて、それから全身の倦怠感が出る、こういった症状ですね。
インフルエンザかなと思ったら?
「脇浜紀子アナウンサー」
これらの症状が出たらすぐに病院に行って診てもらったほうがいいですか?。
「安井良則先生」
ほっておくと、やはり入院しないといけない、まぁ重くなったりする場合もありますから、まぁ早めに医療機関に行って診察して治療を受けて頂いたほうが良いと思いますね。
「脇浜紀子アナウンサー」
そんなに重くなるケースというのがあるんですね。
「安井良則先生」
はい、インフルエンザというのは、例えばご高齢の方がインフルエンザウイルスに感染して発病した場合、そのあとで細菌性肺炎に合併して重傷化して、場合によっては亡くなってしまう...
インフルエンザの合併症
「脇浜紀子アナウンサー」
合併症が怖いということですね。
「安井良則先生」
合併症怖いですね。それからインフルエンザウイルスというのは元々ウイルスそのもので肺炎は起こらないといわれてたんだけども...
2009年にやってきたあのインフルエンザウイルスは、ウイルスで肺炎を起こすことがあって、特に子供さんでは、肺炎の合併が目立ちましたし...
それはその後2009年4月、あのインフルエンザウイルスが流行する度に見られていますね。
「脇浜紀子アナウンサー」
なるほど、他にお子さんが気をつけたほうがいいことはありますか?。
「安井良則先生」
中耳炎であったり、あるいは熱性けいれんを起こしたり、まぁ非常に珍しいですけども心筋炎ですね。そういったものを合併する場合はがあります。
心筋炎とは?
「脇浜紀子アナウンサー」
心筋炎というのはどういう....
「安井良則先生」
心臓を動かしている心筋ですね...
そちらの方がインフルエンザウイルスによってやられてしまうという、これはかなり重篤化しますので、まぁ滅多にないですけども、注意しなければいけないと思います。
「脇浜紀子アナウンサー」
そうすると心臓の動きに問題が出てくる可能性があると?
「安井良則先生」
場合によっては命に関わる場合もありますね。
まぁ非常に珍しいですけどもね、それからあとお子さんを中心に重篤な合併症であるインフルエンザ脳症ですね、これが起こることがあります。
インフルエンザ脳症を起こした場合というのは勿論亡くなられるケースもあるし、そしてあのそのあとに後遺症を残されるケースもありますから...
特に小さなお子様の場合は注意をしていただきたいと思いますね。
インフルエンザの予防について
「脇浜紀子アナウンサー」
インフルエンザは予防するのが一番だと思うんですけども...
どんなふうに予防するのがいですか?。
「安井良則先生」
はい、インフルエンザの予防の基本は、流行前にワクチンを行なうことですね。
「脇浜紀子アナウンサー」
実際のところこのインフルエンザワクチンというのはどれくらい効果があるんでしょうか。
「安井良則先生」
インフルエンザワクチンというのは不活化ワクチンといいまして、麻疹などの生ワクチンに比べるとそれほど効果が高くないといわれてます。
インフルエンザワクチンを打つことによってインフルエンザに対する免疫力は確かに上がりますけども...
しかし、それによってインフルエンザウィルスの感染を阻止することはできないですし、まぁある程度予防できる...
しかし、重症化は予防できると、というふうに考えて頂ければいいと思います。
インフルエンザの診断とは?
「脇浜紀子アナウンサー」
インフルエンザの診断というのはどういうふうにするんですか?。
「安井良則先生」
インフルエンザを発症してるかなという方が来られた場合ですね
そういった方の鼻の奥や喉の奥に綿棒を入れて鼻水を取り出して、それからインフルエンザ迅速抗原検査キットっていうのがありますので...
それでもう臨床現場で10分から15分くらいで検査結果がでます。
それが陽性であればインフルエンザの感染はほぼ間違いないというふうになりますけども、しかし、感染しているからといってすべてが陽性になるわけではないんですね。
発症して数時間以内、6時間から8時間というふうにいわれてますけども、数時間以内であれば、ウイルス量がそんなに多くないので、中には陰性になる場合もあります。
しかし、大切なことというのは、診断は医者がするべきものであって、検査はあくまで補助ですので、最終的には医師が総合的に判断すべきであると思います。
インフルエンザの治療とは?
「脇浜紀子アナウンサー」
え〜では、インフルエンザの治療法について教えて下さい。
「安井良則先生」
はい、インフルエンザでは今4種類ですね。
国内で使用されている抗インフルエンザ薬ですね、それぞれ吸入薬であったり飲み薬であったり、あるいは点滴薬であったりしますけども...
まぁ大体ですけども、発病してから2日以内、まぁ大体48時間以内にこういったお薬を投与することによって、発熱している時間をですね...
そういう症状のある時間が短くなるというふうにいわれていますね。
「脇浜紀子アナウンサー」
インフルエンザかなと思ったら、もう酷くなる前になるべく早く医療機関を受診して、もう早めに治療を受けるというのが大切ですね。
「安井良則先生」
そうですね。
ワクチン以外の予防法とは?
「脇浜紀子アナウンサー」
安井先生、ワクチン以外の予防法についえ教えて下さい。
「安井良則先生」
はい、インフルエンザの予防には飛沫を浴びないようにすることが重要ですけども...
まぁそれからマスクをすることですね。
で、手についたウイルスを洗い流す、いわゆる手洗いであったり、あるいはウイルスを消毒するためのアルコール消毒なんかも予防としては大切です。
「脇浜紀子アナウンサー」
これから年末にかけて人が多く集まる場所が行く機会も増えますから十分気をつけたいと思います。ありがとうございました。
「安井良則先生」
はいありがとうございました。
おわりに
「脇浜紀子アナウンサー」
インフルエンザワクチンなんですけども、去年たまたま私ワクチンを打てなかったんですけども、打たなかった私がインフルエンザにかからなくて...
打った後輩がかかったというのがあったんですが、まぁ今日先生がおっしゃっていたように、インフルエンザワクチンを打ったからといって...
絶対かからないというふうに安心できるものではないということでしたのでね、その辺はちゃんと覚えておこうと思いました。
またこれも去年なんですけども、インフルエンザワクチンを打った後にちょっと体調を崩したという人が私のまわりに何人かいたんですけれども...
今日あえてそれを先生に聞いてみたら、それがワクチンのせいかどうかわからないですよねというお話で、確かにそうですよね。
たまたま別のタイミングで調子を崩してしまったかもしれませんし、このあたりも私なんかこうワクチンを打ったあとにというので...
勝手になにかワクチンがわるいんじゃないかなと決めつけてしまっていたところがあったので、反省しなければいけないなというふうに思いました。
やっぱり専門家の方にね、その道のエキスパートにきちっと話を聞くということが本当にこういう医療関係のことは大切だなと改めて思い...
この番組をやれてよかったなというふうに思います。