【祝 国民栄誉賞受賞!伊調馨の名言】
(1)
ワインなどを時々飲みますが、
「いい練習ができたから、
自分へのご褒美」というよりは、
「今日もイマイチだったけど、
明日もがんばろう」と
自分を励ますお酒ですかね。
だから、外で食事をするときは、
“楽しく”が基本です
(2)
「ちょっといい感じに
なってきたかな」とつかめると、
もうちょいのところで
また壁にブチ当たって落ちる。
でも、ちょこちょこ上がっていくより、
ドーンと落ちて、また上がっていく
ほうが突き抜けられるような
気がしています
(3)
勝つためなら
負けもありだと思います
(4)
昨年、ウズベキスタンで開催され
た世界選手権の優勝インタビューで
「今回のできは?」と尋ねられたので、
「40点」とお答えしました。
記者さんたちは驚かれていましたが、
自分としては練習してきたことが
半分もできなかったので。
やっぱり、自分に厳しく!
(5)
レスリングが
もっとうまくなりたくて、
もっと知りたくて、
日々葛藤していますが、
やればやるほどわからなくなる。
レスリングって、
本当に奥が深いなと痛感しています
(6)
アテネのときも、スムーズに
オリンピックに出ましたけど、
やはり出られない人も
いるわけじゃないですか。
どんなに努力しても。
その人たちの気持ちは、
私たちはわからないじゃないですか
(7)
オリンピックは夢です。
オリンピックって、
小学生からおじいちゃん、
おばあちゃんまで
みんな知っているじゃないですか。
だから、自分も小さいころから
その夢を持っていたし、
何か一人の夢じゃない
気がするんですよね
(8)
男は、女より
やはりレスリングの技術だとか、
全部、何もかも上じゃないですか。
体力も、技術も。自分が男だったら、
どんなレスリングをするのかなとか。
体力とか技術とか、
今以上にやはりレスリングが
面白くなるのかなとか思うと、
男になってみたいなと思います
(9)
レスリングと離れるのは
やはり難しいですね。
やはり好きなので
(10)
落ちたあと、
なんかひらめいたりしますから。
諦めたら、そこで終わり。
まだまだ追求していかないと
− 伊調馨 −
今回は、国民栄誉賞を受賞した女子レスリングの伊調馨さんの名言をまとめさせていただきました。伊調馨さんは、お姉さんの伊調千春さんとともに日本の女子レスリングを牽引してきました。
女子レスリングがオリンピックの正式種目として採用されたアテネ大会に初出場し、4大会連続で金メダルを受賞するという、あの吉田沙保里さんも成し得なかった前人未到の快挙を成し遂げ、その功績が認められて今回の国民栄誉賞の受賞となったわけですが、個人的に4年前に吉田沙保里さんとダブル受賞で良かったのではないかと今でも思っています。
伊調馨さんは、大学を卒業してから生活の全てがレスリングなので、同年代の一般女性が当たり前のように経験(仕事、恋愛など)していることに対し、強いあこがれをいただいているようです。
私なんかは、よく「好きなことをやって生きていきたい」といったことを安易に思いがちなんですが、つねに自分と向き合っていないと、すぐに流されてしまうので、好きなことをやり続けるのは本当に大変なことなんだと思います。