
『人への心遣い』
大切なのは、
どれだけ多くのことを
したかではなく、
どれだけ心(愛)を
込めたかです
− マザーテレサ −
私たちが
好意を抱くのは、
自分の話を黙って
最後まで聞いてくれる
人である。
そのような
心づかいのできる人を、
私たちは尊敬するのだ。
− 植西聰 −
人に接する時は、
暖かい春の心。
仕事をする時は、
燃える夏の心。
考える時は、
澄んだ秋の心。
自分に向かう時は、
厳しい冬の心。
− 鮫島輝明 −
社会のすべての
人々を師表と仰ぎ、
大事なお得意様と考え、
常に礼節を重んじ、
謙虚な態度で接すること。
− 松下幸之助 −
自分のことで
卑屈になったり、
引っ込み思案に
なったりしがちなのを
克服する最上の方法は、
他人に興味を持ち、
他人のことを考えることだ。
気おくれなど嘘のように
消え去ってしまう。
他人のために
何か尽くしてやることだ。
常に人に親切を尽くし、
友人のような心で接すれば、
あなたはその素晴らしい
結果に驚くことだろう。
− デール・カーネギー −
人を思う行動は、
すぐに結果が出なくても
回りまわって貴方を
幸せにしてくれるのです
− 作者不詳 −
花は優しい。
見る人を慰めて
何も見返りを求めない
− 美輪明宏 −
注文の仕方で、
その人の本性が見える!

■ 迷い続けると周りが迷惑する!?
飲食店での注文の仕方で、その人の人となりが表われます。例えば注文するさいの態度が横柄だったり、あれこれ迷って中々決められなかったり、すでに出した注文を後になって変更する人があなたのまわりにもいませんか?。たわいないことですが、その人の本性が現われます。
どれもお店の側からすると迷惑でしかないんですが、10人以上の大人数で食事をすると必ず1人か2人は、こういったことをやらかします。中でも迷惑なのが一度決めたにもかかわらず、しばらくして考えが変わり、注文が変わるということです。
考えが浅い人にかぎって、ウエイターやウエイトレスの方が注文を受け終わったあとに、もう一度注文を変更します。この手のタイプの方は、仕事でもあれこれ迷って後になって変更するため自らトラブルを起こします。
■ 自分の決断と発言に責任を持つ
人に対する配慮が全くないので、平気で注文を変更します。しかし、お店側からするとたまったものではありません。お店の人は笑顔で「いいですよ」と言ってくれますが、内心ひやひやしています。作り始めてからのやり直しは、とても迷惑だからです。
もしかするとすでに食材を用意し、調理を始めている途中かもしれません。作りかけてからのメニューの変更は、せっかくの食材を捨ててしまわなければなりません。お金ももったいないし、地球にもやさしくありません。
ですので、当然のことながら注文した後に変更したくなっても、よほどの理由がないかぎり、変更すべきではありません。注文後すぐ言えば調理に間に合うかもしれませんが、あえて変更しません。自分の決断と発言に責任を持つためです。
そういう習慣をつけるためです。自分が決めたことは、後で変えない癖を付けると、決断力と責任能力がつきますし、自然と相手に対する配慮ができるようになります。
■ コロコロ意見が変わる人は信用されない
一度決断し口にした発言と貫く姿勢は、人に対する心遣いにつながります。ころころ意見が変わる企業の経営者や政治家は信用できないように、ころころ意見の変わる人も信用されなくなります。これは本当に「悪い癖」です。
学生時代に、思ったことをすぐ口にする癖がついていると、自然と考えも浅くなります。なぜなら何も考えずに思ったことをすぐに口にしてしまうからです。これでは到底良い人間関係を築くことはできません。どんなに近い関係であっても心遣いが必要です。
そうならないためにも「一度口にしたことに責任を持つ。後から意見を変えない」ようにしなければなりません。大人になるにつれて、そういう習慣を自然と身につけて、決断力と責任能力を養います。
■ 自分の言葉(決断)に責任を持つことも立派な心遣い!
レストランの席での注文なら、まだ笑い話ですみますが、仕事や結婚など人生を左右する重要な場面で迷い続けると周囲にとてつもない迷惑をかけてしまいます。仕事では大きな損失を会社に与えてしまうかもしれません。
また、夫婦間では夫婦仲に亀裂が入るような出来事が起こるかもしれません。ですので、しっかり自分の言葉に責任をもつことも周囲の人たちに対する立派な心遣いになります。考えてみれば「迷惑」という言葉は「迷」が含まれていますよね。
それだけ迷うことは自分だけでなく、周囲の人たちも困惑させてしまう行為なので、今日から迷わない人になりましょう。そのためにも日々の生活で一度決めたら撤回しないというルールを設けて、行動してみてください。
■ 最高の心遣いとは!?
マザーテレサの名言にあるとおり、すべてのことに心をこめて行うことができればいいですが、実際にやるとなると難しいですよね。ですが、誰でもできる最高の心遣いがあります。それは黙って「人の話を聞く」ことです。
人の話を聞くだけなので、特別なテクニックは必要としません。しかも人の話をきちんと聞けるようになると人間関係が飛躍的に良くなります。なぜなら植西聰さんの名言にあるとおり、人は人の話を聞いてくれる人を無意識のうちに好意を抱き、しかも尊敬するからです。
時折笑顔を交えながら話を聞いてあげると、より相手に安心感をあたえることができるので、話しやすくなります。あとはしっかり話を聞いてあげるだけです。
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