
『 良い人間関係のヒント 』
うまくいっているときは、
周りに人がたくさん集まる。
だが、一番大切なのは、
どん底のとき、
誰がそばにいてくれたかや。
− 野村克也さん −
人の長所が多く
目につく人は、幸せである
− 松下幸之助 −
良い時も、悪い時も
同じ態度で
接してくれた人だけ
信じられんだ、
そういう人と
一生つきあっていきたい
− 落合博満 −
友達に好かれよう
などと思わず、
友達から
孤立してもいいと
腹をきめて、
自分を貫いていけば、
本当の意味でみんなに
喜ばれる人間になれる
− 岡本太郎 −
友達なんて、
なろうと思ってなれる
もんじゃない。
いつの間にか
友達になってて。
いつの間にか
自分より大切な人に
なってて。
いつの間にか
唯一無二の親友なり
結婚相手になったりして。
その人が死んでしまったら
いつの間にか泣いてる。
そういう人を一人でも
見つけられたら
人生は見え方が
きっと違って見える
− 作者不詳 −
長く付き合うほど
相手のことが
わからなくなる。
わかったつもりで
知ろうとしないから
− 作者不詳 −
嫌いな人とは
付き合わない。
この世のストレスは、
全て人間関係が
原因である。
− 南雲吉則 −
人付き合いが苦手な人は、
すべての人に好かれようとする!
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「人付き合いが苦手です」
■ あなたはすべての人に好かれたいですか!?
「あなたは誰に好かれたいですか?」と、尋ねられると大半の人は「すべての人に好かれたい」と、心のどこかで考えます。確かに人に嫌われるのは誰にとっても嫌なことですし、「沢山の人に好かれたい。愛されたい。人気者になりたい」といったことを考えがちですが、実は、ここに大きな落とし穴があります。
人付き合いが苦手な人は、誰からも好かれようとします。そして、人に嫌われることを良しとしません。「誰からも嫌われずに、すべての人に好かれることが大切」と、考えています。例えば男性からも女性からも好かれたい。子供にも大人にも好かれたい。
日本人だけでなく外国人にも好かれたい、といった具合にすべての人に好かれたいと願うのは、一見すると誰もが心のどこかで思い描く理想です。しかし、誰からも好かれたいと強く思えば思うほど人に対する苦手意識が自分の意志に反して芽生えてしまいます。
■ すべての人に好かれようとするとすべてのことがストレスに!
なぜなら、人それぞれ、生まれも育ちも違いますし、性格、趣味、好み、価値観も皆それぞれ違います。このため、みんなに好かれるためには、それぞれの好みに自分を合わせる必要があります。しかし、この世には沢山の人がいるので、現実的に困難です。
仮にすべての人に好かれようと要領よく振る舞うことが出来たとしても、次第に自分が分からなくなり、自分を見失います。常に相手の顔色を伺いながら生きていくようになり、大きなストレスも感じます。これをずっとは続けられないので、人付き合いに対して苦手意識が芽生えます。
相手に迎合するような振る舞いは、客観的に見て、あまりいいものではありません。相手も「この人なにか裏がありそう」と疑いの目で人を見ますので、心を割って話そうとする人がいません。つまり、すべての人に好かれようとすると、結局、誰にも好かれなくなるのです。
■ 人付き合いが得意な人の特徴!
一方、人付き合いが好きな人は、まずみんなに好かれようとはしません。そもそもすべての人に好かれるのは不可能だと気づいているため、最初から諦めています。一部の人に嫌われても気にしません。「人それぞれ好みが違うのだから仕方ない」と潔く諦めます。
人付き合いとして挨拶程度はしますが、深く関わることはしません。その代わり、自分にとって大切な人と良い関係をいつまでも維持することに集中します。一見こうした考え方は打算的すぎて人情味にかけると思われるかもしれませんが、このほうがかえって良い関係を長く維持することが出来ます。
■ 大切な人たちに集中する!
自分にとって最も大切なのは、家族、友人、恋人などです。人間関係を大切な人に集中させれば、自分が投資できるお金・時間・労力を有効に活用できます。大切な人に集中すると、好かれる人の数は少なくなりますが、人付き合いの質は深まります。
人付き合いで大切なのは、広さより深さです。嫌われることを恐れないこと。すべての人に好かれることを諦めたほうが、本当に豊かな人付き合いができますし、人に嫌われる勇気を持つことが出来れば、人間関係の悩みの大半は解消され、楽に生きることができます。
■ 人間の悩みのほぼすべてが人間関係!
仕事の悩みの大半は、人間関係の問題です。人が抱えている悩みの9割超が人間関係に関連していると言われています。ですので、人付き合いは言うまでもなく重要ですが、誰からも好かれようとする誰からも好かれないどころか、人間関係が複雑になり、自分を苦しめます。
人付き合いを楽にする方法の一つとして、「人から嫌われる勇気を持つ」ことです。これはオーストリア出身の精神科医、アルフレッド・アドラーの大ベストセラーとなった著書のテーマです。人から嫌われる勇気を持つことができれば、人間関係に関する悩みはほぼ解消されます。
■ 嫌いな人に好かれようと努力してませんか?!
職場やプライベートの場で嫌いな人に好かれようとしていませんか?。これが人間関係を複雑にしてしまう最大の原因と言っても過言ではありません。嫌いな人に好かれようとすると、1日24時間嫌いな人のことを考え続けてしまうことになるからです。
これはある意味地獄ですよね。しかも意識しすぎると常にオドオドしながら嫌いな人に接することになるので、相手にも「この人私のことが嫌いだな」という思いが伝わり、一向に関係が良くなりません。これでは毎日が辛いだけです。
ですので、仕事でもプライベートでも嫌いな人とは出来るだけ距離をおいて接するようにしましょう。具体的には「仕事で最低限必要な会話だけにとどめる」です。今日から嫌いな人に振り回されるのを止めましょう。