大切にしたい人がいるなら、
大切にできる間に
大切にした方がいい。
仲良くしたい人がいるなら
仲良く出来る間に
仲良くしておいた方がいい。
人間なんて、
本当にふとしたきっかけで
二度と会えなくなったり
してしまうものだから。
驚くほど簡単にどこかへ
行ってしまったりするものだから
− 作者不詳 −
画像:村上龍さんの名言
相手を変えようとすると、うまくいかない。
自分を変えようとすると、うまくいく。
■ 思いはきちんと口にしないと伝わらない
人間関係を複雑にしてしまう原因の一つとして、自分から自分の思いを相手に伝えなくても「きっと分かってくれるだろう」と思い込んでしまうことです。特に「感謝の思い」は相手に伝わりません。ですので、きちんと「ありがとう」と言葉にして伝えなければだめなんです。
しかしながら、私たち日本人は「以心伝心」、「阿吽の呼吸」という言葉にあるとおり、思いや考えがテレパシーにごとく伝わると心のどこかで考えているので、きちんと言葉にして相手に伝えることが苦手です。ですので、誤解が生じやすいんですよね。
私は仕事の関係で外国の人と一緒に働く機会があったので、それを痛感しています。欧米の人たちいわく「日本人は何を考えているか分からない」といったことを良くいわれたものです。「きちんと言葉にして伝える」、当たり前のことですが、中々出来ないのが現状です。
■ 人間関係を改善するには?
あなたは、人間関係の改善のために、どう心がけていますか。人間関係をよくするために、2とおりの方法があります。
「相手を変える」
「自分を変える」
まずほとんどの人が、「相手が変わってほしい」、「相手が変わるべき」と考えます。理由は単純で、そのほうが楽だからです。「相手が変われば、もっといい関係になれるのになぁ」といった具合に相手が変わってくれることを期待します。
しかし、どんなに頑張っても相手は変わりません。もしあなたが露骨に相手を変えようとすると、相手はすぐさまそれを察知して拒絶します。場合によっては、以前よりもさらに嫌な態度を取り続けるかもしれません。ですので、相手を変えようとしても人間関係は改善されません。
■ 相手を変えようとするとうまくいかない
また実際に近しい人であれば相手に「変わってよ」と直接お願いすることもあるかもしれません。しかし、相手からすると、自分の人格・価値観・考え方を否定されたように感じてしまうので、余計に変わりたくなくなります。
相手が変わることを期待し続けると最後は必ず裏切られます。どんなに頑張っても上手くいきません。相手は相手であり、あなたはあなたです。ですので、頑張って相手を変えようとすればするほど、上手くいきません。
ですので、相手が変わるのを期待するのではなく、自分から積極的に変わって(なりたい自分になる)、相手に対する考え方を変える方が早いですし、自己成長にもつながります。
■ 「他力本願」ではなく「自力本願」
「自分を変えることなんて出来ないよ!」と思われるかもしれませんが、相手を変えるのではなく、最初は自分を変えようと決意するだけでいいんです。いきなり変わることはできませんが、少しずつ変化することで人間関係にも良い影響をもたらします。
例えばこれまであなたは嫌な人や苦手な人の言葉に過剰に反応しすぎていたとします。自分を変えることを決意すると、次第に人は人、自分は自分と割り切ることができるようになるので、他人のことが気にならなくなります。実際に人間関係が上手な人は「自分を変えようと心がける人」です。
相手が変わるのは「他力本願」ですが、自分が変わるのは「自力本願」です。自分しだいで、いつでもどこでもですから、これほど自由な世界はありません。相手を変わることを期待するのはやめて、まず自分が変わることを心がけましょう。
■ なぜ自分を変える前に挫折するのか?
新しいことを始めようとすると、必ずといっていいほど「潜在意識」が邪魔をしようとします。潜在意識は安定を望むかのごとく、今までの状態を維持させようとするので、あなたが何か新しいことを始めようとすれば、それをやめさせようとします。
ですので、自分を変えようと決意をして、それが動き出したら、結果として現れるまでやり続けるしかありません。潜在意識だけでなく脳の働きにも原因があるので、新しい考えや行動が、習慣化されるまで、根気強く続けるしかありません。
そのためにも、最初の一歩はできるだけハードルを低く設定しましょう。いきなり毎日1時間ではなく、毎日1分から始めて、少しずつ時間を増やしてあげると挫折しにくいです。
この世に生まれてきた理由
それは、「出会う」ため >>
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