『 優しさをたやさないで 』
人に優しくしてもらったら、
その感謝の思いから
他の人に優しくしようって思える。
優しさの数珠つなぎ
− 作者不詳 −
嫌われたって別にいい。
それで人を助けることが
出来たのなら
きっとその人の希望になる。
優しさは希望になり、
希望は優しさになる
− 作者不詳 −
あなたのその笑顔を
たやさないでください。
あなたのその優しさを
たやさないでください。
あなたのその努力を
たやさないでください。
人はみな苦しさに
耐えて生きている。
あなたのその一生懸命生きている
人生をたやさないでください。
− 須永博士さん(詩人)−
画像出典:須永博士さんの作品
器の大きい人は、
怒りを優しさで表現する。
■ 大事なデートに寝坊して遅刻!
「この人は器が大きいな」そう感じたのは、20代前半のある日の休日でした。誰に感じたのかというと、実は9歳年上の彼女でした。私は彼女とデートの約束をしていました。約束の時間、私は事情があって遅刻をしてしまいました。遅れたのは10分ほどでした。
本来デートでは、約束の時間前に到着するのがマナーです。大事な人と一刻も早く会いたい気持ちがありますから、待たせるなんてできません。にもかかわらず10分も待たせてしまう。もちろん遅刻をするのがよくないのは分かっています。
よく分かっているだけに「やってしまった」と思いました。「遅刻が原因で喧嘩して別れることになるのでは……」。そういうときに限って、縁起の悪いことを考えます。
■ 彼女から意外なメールが...
「遅刻はいけないよ」と言っている本人が遅刻をすることほど、恥ずかしいことはありません。身支度を済ませて、急いで約束の場所へ向かいました。朝食のパンを口にくわえながら家を飛び出すサラリーマンのような感じです。
急いで約束の場所へ向かっていると、彼女からメールが来ました。当然、お怒りのメールだろうと思っていただけに、度肝を抜かれました。「今どこにいるの。早く会いたいよ」優しいメールでした。無性に心苦しかった。
それは彼女からの「遅刻はするな」という警告です。本当は「遅刻するなんて許せない!」と言いたかったのでしょう。怒りをぐっとこらえているのがよく分かります。「遅刻するな」を「早く会いたい」という言葉で言い換えています。
■ 器の大きな人はここがちがう!
泣きそうでした。これが彼女の器の大きさです。いらいらした気持ちに任せて「いらいらメール」を送るのではありません。それは普通です。いらいらをぶつけると、喧嘩になります。器の大きい人は、いらいらしてぶつけても喧嘩になるだけだと分かっています。
いらいらの気持ちを、できるだけ別の表現に言い換えるのが上手です。たかがデートの待ち合わせとはいえ、その人の素顔が見える瞬間でした。「すごいなあ。私もこういうところを学ばなければいけないなあ」年上の器の大きさにしびれた一件でした。
出典:HappylifeStyle
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