『 相手の身になって考える 』
人を動かすことのできる人は、
他人の気持ちになれる人である。
そのかわり、
他人の気持ちになれる
人というのは自分が悩む。
自分が悩んだことのない人は、
まず人を動かすことはできない
− 本田宗一郎 −
人を思う行動は、
すぐに結果が出なくても
回りまわって貴方を
幸せにしてくれるのです
− 作者不詳 −
思いやりのある言葉は、
たとえ簡単な言葉であっても、
ずっとずっと心にこだまする
− マザー・テレサ −
信じること
思いやること
嘘をつかないこと
優しくすること
言葉にすること
伝えること
感謝すること
あたりまえじゃないこと
忘れないこと
大切なこと
− 作者不詳 −
ふだん人を
泣かせてばかりいる人は、
死んだ時には
笑われ喜ばれるのです。
ふだん人を
喜ばせ笑わせている人は、
死んだ時には泣かれ
悲しまれるのです
− 美輪明宏 −
頑張っている人は
見えないところで
努力している。
いつも笑っている人は
見えないところで
泣いている。
優しい人は
見えないところで
我慢している。
そんなところに
気づける人になりたい
− 作者不詳 −
人を生かすことで
一番大切なことは配慮だ。
人に対する
配慮、思いやり、
共感がなければ、
人を動かすことはできない
− 松下幸之助 −
大切なのは信じること、
思いやること、感謝すること!
■ F1の世界でホンダが受けた理不尽な仕打ち!
1986年、F1でのホンダのターボエンジンがぶっちぎりで圧勝するのを面白く思わないFISA(現FIA)は、ターボエンジンの段階的禁止、そして1989年から自然吸気エンジンのみへ移行することを決定しました。
当然のことながら、この理不尽極まりないFISAの下した決断に当時チーム監督を務めていた桜井淑敏らは激怒し、本田宗一郎に直訴しようとしましたが、本田は桜井に会うなり以下のように語りかけたそうです。
「ホンダだけがターボ禁止なのか?違うのか、馬鹿な奴らだ。ホンダだけに規制をするのなら賢いが、すべて同じ条件でならホンダが一番速く、一番いいエンジンを作るのにな。で、なんだ話ってのは?」
■ 逆境さえもプラスに変えるエンジニアの誇り!
この本田の言葉を聞いて桜井たちは「いいんです、何でもありません」と嬉しくなってしまったそうです。莫大な費用を投入し、尽力を尽くして作り上げたものをモノづくりの苦労をしらない協会の人間の鶴の一声で却下されていまったら、怒り狂うと思います。
しかし、本田宗一郎は、普通だったら絶望するところ、まったく意に介さず、新しいエンジンの開発にすぐさま着手する点が凄いです。この潔さが周囲の人たちの士気を高め、どんな逆境をも乗り越える原動力となっています。
もちろん、本田宗一郎だけで、これほどまでの偉業を成し遂げたわけではありません。本田宗一郎の部下を信じること、思いやること、感謝することを絶えず忘れずに一つ一つの仕事に取り組んだ結果です。本当に単なるワンマン経営者だったら、町工場で終わっていたでしょう。
■ 問題が起こっても時間が解決してくれる!
何もかも絶望してしまい、自分の人生そのものを否定してしまいそうになることがありますよね。失敗や別れ、挫折といった人生の転換期に訪れる壁に突き当たったとき、大抵の人は辛い時期を過ごさなければなりません。
しかし、人生は幸福と不幸が半分づつ起こるので、ずっと辛い状況が続くわけではありません。必ず夜は明けますし、どしゃぶりの雨だっていずれやみます。ですので、もし今現在あながら辛い状況にあったとしても、いずれ幸せが訪れます。
どんなに今が辛くても、いずれ過去になります。過酷で辛い経験も、時間が経てば、「あの時あんなことがあったなあ」といった具合に全ては良い思い出になります。自力で頑張るのもいいですが、ときには時の流れにのることも大切ですね。
■ 苦しみの中でも自分の楽しみはしっかり確保する!
どんなに強靭な精神をもっているからといっても、逆境の中を努力し続けるのは容易ではありません。そうした先の見えない辛い状況で努力し続けるには、やはり小さな楽しみを見つける必要があります。
その時だけは辛いことを忘れ、自分の世界に入る事が心のリハビリになります。おすすめはやはり運動です。とくに軽めのジョギングの効果は素晴らしいものがあります。心と身体が健康になれば心がブレることも少。
勿論運動でなくてもいいですが、お酒だけはだめです。お酒を毎日飲み続けると、最初はまったくアルコールを体が受け付けなかった人も、どんどん飲めるようになり、そのまま放置すると、お酒に依存するようになるので、オススメできません。
■ 考えすぎない!
落ち込みやすい人の共通点は、「考えすぎてしまう」ことです。考えすぎると問題がどんどん複雑化してしまいます。ですので、不安なことを考えれば不安はさらに大きくなり、腹が立ったことをいつまでも考えると怒りがどんどん大きくなって、脳により鮮明に記憶されてしまいます。
これでは心が休まる暇がありません。ですので、考えすぎないことも大切です。考えすぎないための方法としておすすめしたいのが、自分の好きなことをする時間を毎日もうけることです。できれば楽器を演奏したり、絵を描くといった趣味的なものがおすすめです。
自分の世界に浸りながら没頭すれば、嫌なことを考える余地がありません。しっかり休息がとれるので、仕事のストレスも解消できます。ある程度上達したらSNSに投稿してみるのもおすすめです。同じ趣味を持つ仲間が増えると、さらに楽しみが増えて毎日仕事を終えて帰宅するのが待ちきれなくなります。
【画像】 Pinterest
Honda原点コミックVol.1「夢の始まり」