【見栄とプライド】
自分を大きく
見せようとする段階で
人はうそをつく
− 志村けん −
プライドを
持っている人は、
かっこいいと思いますよ。
ただ、プライドを
高く持ちすぎていると、
それをへし折られた時、
ショックがものすごく
大きい。
自分をよく見せようと
カッコつけるのも同じで、
背伸びすればするほど、
失敗した時に受ける
ダメージが大きい
− 蛭子能収 −
見栄を無くせば、
意外と裕福に暮せる。
− ながれおとや−
プライドだとか
恥ずかしいとか、
そんなつまらないことに
こだわらないで
仕事も恋愛も自分から
どんどん扉を叩くの。
そうすれば、
もっともっと新しい扉が
開いてくるわよ
− 加賀まりこ −
若い人たちの話を
聞いていると、
大した「経験」も
しないうちに
ちょっと
考えすぎなんじゃないの、
と思います。
何か任されたら
あんまり深く悩まずに
やってみるという
ことです。
若いうちほどプライドは
捨てたほうがいいですよ。
プライドって、
歳をとっていろんな経験を
積んだからこそ
生まれるもの。
若いうちのプライドは、
その経験をする
邪魔になってしまう。
だから、いまは
プライドを捨てなくちゃ
− 大久保佳代子 −
プライドのない人間の方が
成長出来るんですよ
− 村上信五 −
見栄とプライドの意味を
はき違えるな
− ブッダ −
見栄を張り続けて
失敗する人たちとは?
■ 見栄は必要ない!?
一流と称される人たちは、大なり小なり皆自己顕示欲が強いので、虚栄心とプライドが一般の人たちよりも強いといわれています。ですので、成功した彼・彼女らを見ていると、見栄とプライドは必要なのではないかと思ってしまいますよね。
しかし、栄光というのは、そう長くは続きません。やがて終わりが来ます。成功してから死ぬまでの間に成功し続けた人というのは、本当に一握りでして、たいていの人は活動範囲を縮小することを余儀なくされます。それでもまだいい方です。
例えばスポーツ選手は、必ず引退しなければなりません。引退後にGM職やコーチ、監督として残れるのは限られています。ここで少しショッキングな事例を紹介させてください。
■ 現役引退後に自己破産するスポーツ選手が急増中!
世界最高峰と称されるプレミアリーグは、トップ選手となると月収が1億円を軽く超えます。スター選手の普段の生活は、我々日本人には想像もつかないくらい華やかですが、引退後もそのまま続けてしまうと大変なことになります。
事実、引退した元プレミアリーグ選手の5人に3人が現役を退いてから5年以内に自己破産しています。すでに自己破産した選手が3万人を超えているのだとか。そんなこと言われても信じられませんよね?。
■ 華やかな生活がやめられない!
現役時代に誰もが羨むくらい稼いでいたスター選手も、引退してしまうと当然のことながら次の月から給料はゼロです。引退したその年に仕事に就けたとしても現役時代と蔵別と極端に収入は少なくなってしまいます。その収入に合わせた生活を出来る人は全く問題ありません。
しかし、引退後も華やかな生活が忘れられず、見栄を張って現役時代並みの豪遊生活を続けてしまうと、次第に生活が困窮します。この時点で反省すればまだ救いようがあるのですが、現役時代から始めていた事業や投資による収入があると、「まだなんとかなるだろう」と高をくくってしまうのだとか。
事業で成功するのは至難の業です。引退後最初の数年は上手くいっても、継続するのは本当に大変です。あてにしていた事業が傾くと追い打ちをかけるように、トラブルが多発します。
■ 生活が荒れて破綻まっしぐら!
事業も早めに畳めば傷も小さくてすんだはずなのですが、いかんせんプライドが高いため、失敗を認めることができません。どんどん損失が膨らみます。そして、生活も荒れてくるので家庭も崩壊し、離婚による高額な慰謝料や養育費など巨額の出費を余儀なくされます。
これはプレミアリーグのサッカー選手に限ったことではなく、一時代を築いた世界中のセレブたちが似たような傾向にあります。最近はSNSでプライベートを公開する芸能人やスポーツ選手、実業家が増えていますよね。中には話題づくりのために大金を投じる人も少なくありません。
このため、見栄を張る機会がいたずらに増えてしまい、今後も自己破産するセレブたちが増えると予想されています。
■ 一般の人たちの間でも見栄消費に苦しめられている人たちが急増中!
見栄を張って自らを苦しめているのはセレブだけではありません。一般の人たちの間でも急増しているようです。とある研究機関の調査によりますと人は年収700万くらいから、「自分を金持ち」と思い始める傾向があるそうです。
このため、高級腕時計、高級バック、高級車、高級スーパーでの高級食材など余計な浪費をし始めるのだとか。確かに年収700万円もの収入があれば、それなりの生活が出来そうに思えますが、手取りにすると大体40万円前後です。
これで住宅ローンを中心に複数のローンを組めば毎月の生活はあっという間に苦しくなります。しかし、周囲を見渡すと大体同じような生活をしているので、見栄を張っている意識がないので、浪費がとまらないのだとか。
■ 働き方改革の影響でさらに厳しい状況に!
これから怖いのは働き方改革によって、企業側がより一層従業員の残業を抑える傾向が加速することが予想されているので、残業代が月給に占める割合が高い人ほど一気に収入が減ってしまう危険性があるのだとか。
米中貿易戦争がさらに激化し、中国の不動産バブルの崩壊、ブレグジットなどによる影響から、2019年は世界経済が昨年以上に厳しい状況になる可能性が高いだけに、身の丈に合った生活を心掛けたいものです。
【PR】手ぶらで生きる。
見栄と財布を捨てて、
自由になる50の方法
【画像】 wikiHow
「億万長者から自己破産するプロスポーツ選手」