
『 苦労に負けない 』
苦労をした人には
それと同じ量の喜び、
ご褒美がくる。
楽あれば、苦あり。
苦あれば、楽あり。
− 美輪明宏 −
苦労を避けたら
避けたところにも
苦労が待っていた
− 作者不詳 −
あなた方ねえ、
苦労したり、
悩んだり、
人を憎んだり、
怖れたり、
悲しんでるとき、
気持ちいいですか。
あんな嫌な
気持ちはなかろう。
その嫌な気持ちを
なぜ心にさせるんだ。
喜ばせてやれ。
しじゅう楽しく
考えさせてやれ。
それが心に対する
あなた方の義務だぜ。
− 中村天風 −
今の困難を逃げていると、
後でする苦労が大きい。
− 作者不詳 −
女は好きな人と
結婚しなけりゃだめよ。
好きな人だったら、
その人のために、
どんな苦労したって、
後悔しないと思うの。
お金も、
地位も何も要らない。
大切なのはその人が
好きだってことね。
− 井上靖 −
強さは、
勝つことから
生まれるのではない。
強さを鍛えてくれるのは、
苦労なんだ。
困難にめげず、
あきらめないと決心する、
それが強さなんだ。
− シュワルツェネッガー −
今ある幸せに気づくには?

■ 間違ったプラス思考が幸せを遠ざける?
人は、つらいことや苦しいことに遭遇して落ち込んでしまったとき、「このままじゃだめだ、なんとかしなきゃ」といった思いから、無理やりプラス思考になろうとしますが、「プラス思考になろう!」と思い込もうとした時点で、自分の気持ちに反しています。
残念ながらプラス思考は、思い込むことではありません。そうとしか思えない現実に気づくことなんですが、多くの人が「思い込むこと」と勘違いしてしまっているため、プラス思考が持つ本来の優れた効果を実感することができません。
特に勉強好きな方に多く見受けられます。コーチング、自己啓発、自己実現などの本を読んだりセミナーに参加している人に限って、本当はつらいけれども「楽しいです」と無理やり自分の考えを曲げてしまい、正直な気持ちに反して思い込もうとしています。それはプラス思考ではなく自己暗示です。

■ プラス思考になる=気づくこと!!!
プラス思考というお面をかぶっているだけで、本来のあなたの顔ではないのです。では、本当のプラス思考とはどんなことを言うのでしょうか。本物のプラス思考とは「そうとしか思えない現実に気づくこと」です。
プラスに思い込むのではなく、そもそもすべてがプラスでしかないのです。プラス思考に思い込むのではなく、プラスとしか考えられない現実に「気づくこと」です。「プラス思考になる=気づくこと」と言ってもいいでしょう。
たとえば、掃除はつまらないと感じている人がいるとします。掃除をすると体力も使うし、面倒であり、つまらないと思います。しかし、浅く表面的な部分しか見ていないから、そう感じてしまうのです。奥深い本当の現実は、まったく違います。

■ 掃除は究極のプラス思考!
掃除をすることで得られるメリットは計り知れません。なんでも一流と称される人たちは、決まってキレイ好きなので、自ら積極的に掃除します。しかも、自分の家だけではありません。私の知り合いの社長さんは出張や旅行など滞在先のホテルの部屋も掃除しています。
掃除をすることによって部屋がきれいになり、気持ちよく過ごすことができます。しかし、一流の人たちは、それだけのため掃除しているわけではないんです。掃除しながら毎日お世話になっている服や机などの家具に感謝しています。
掃除すると「よいこと」しかありませんよね。つまりプラスしかないんです。掃除を習慣化している人は、「掃除をすると気分が良くなる」「自分の住まいと部屋の中にあるすべてのものに感謝できる」という事実に気づいているので、掃除をするのが全く苦ではないんです。
心から、そう思っているので、無理やりプラス思考になって掃除をしているわけではありません。プラスとしか考えようのない現実に気づいているのです。これこそが本当のプラス思考で、無理やり思い込むのは自己暗示です。
自己暗示にも良い点が沢山ありますが、毎日を幸せに過ごしたいのであれば、プラスとしか考えようのない現実に気づく=プラス思考が一番の近道です。

■ 妄想が現実を辛いものにする!!!
部屋に遊びに来てくれる人も心地よくなれるという当たり前の現実に気づいています。部屋の掃除をして何か悪いことがあるでしょうか。いいえ、何も悪いことなどありません。それはまさにプラスとしか考えようがないのです。
思い込んでいるのではありません。そうとしか思えない現実に気づいているのです。「疲れる」「面倒」といった表面的で目先のことしか考えていないため、本当の現実に気づくことができていないのです。
「疲れる」「面倒」「だるい」ということが現実ではありません。単なる妄想です。「汚い」「面倒」「疲れる」「だるい」「つらい」といった、大変に浅いところしか見ることができていないのです。

■ ポジティブになろうとすればするほどネガティブになる!!!
どんなときでも前向きに考えることが出来ればいいのですが、わたしたち人間は感情に支配されている生き物なので、そうもいきません。たとえば仕事でミスをしたため、上司から怒られれば誰でもへこみますよね。
こんなときに「前向きになろう!」とつぶやくこと自体、ネガティブ思考の状態です。また、「ネガティブではだめだ」と思えば思うほどネガティブな状態になります。こういったことがあるので、プラス思考は難しいんです。
ポジティブ思考とはネガティブな出来事に目をつぶり、無理やりポジティブに考えることではありません。しかし、大半の人は、これを信じています。ですので、現実とのギャップが広がって、自分で自分を苦しめることになります。

■ 現実にはプラスなことばかり!!!
本当の現実を知らず、見ているようで本当は見ることができていません。行動前の思い込みは、まだ現実に起こっていません。本当の現実は、自分がよくなり、部屋もよくなり、感謝もできるという「プラスとしか考えようのない現実」があるのです。
真実であり、事実です。これに気づけるかどうかが、大きなポイントです。世の中はすべてプラスのことばかりです。そう考えようとするのではなく、それしかありません。そういう現実しかないのです。

■ プラス思考とは本来の現実に気づくこと!!!
ただほとんどの人が「面倒」「つらい」「だるい」と目先のことしか考えていないため、マイナスだと思っているのです。マイナスでネガティブな妄想をわざわざ自分で作り出し、それこそが現実だと思い込んでしまっています。
気づくだけでいいのです。プラス思考になるとは、本来の現実に気づくことです。本来の現実は、プラスとしか考えようのないことばかりという事実に気づくだけでいいのです。
どうってことありゃしない
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出典:HappylifeStyle
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