『 弱さを強さを生み出す力に 』
悪い時が過ぎれば、
よい時は必ず来る。
おしなべて、
事を成す人は、
必ず時の来るのを待つ。
あせらずあわてず、
静かに時の来るのを待つ。
時を待つ心は、
春を待つ桜の姿と
いえよう。
だが何もせずに待つ事は
僥倖を待つに等しい。
静かに春を待つ桜は、
一瞬の休みもなく
力を蓄えている。
たくわえられた
力がなければ、
時が来ても
事は成就しないであろう。
− 松下幸之助 −
どうしても苦しかったら
ちょっとくらい投げ出したって
いいと思います
きっと思ったより大丈夫だよ
そしたらまたがんばろ
− 作者不詳 −
ありのままの
自分を受け入れられれば、
自分へのこだわり、
不安は消え、
欠点や弱点さえも
"自分らしさ"
に思えてきます
− 加藤諦三 −
肉体的な弱点でも、
内面的なものでも、
それを他人に気づかれまいと
苦心するところから
人間は醜くなるのです。
− 作者不詳 −
新しい生活、その不安ね。
大丈夫よ、全然、大丈夫よ。
いま考えても
しかたないじゃない。
何かあったらその時に
考えればいいのよ。
本当にそんなものよ。
それで意外とうまくいくのよ。
− リトルミィ −
不安・心配というものは、
現実に起きてもいない
ことのためにクヨクヨと
考えているものです。
それはあなたの生命力を
消耗させるだけで、
何の得もありません。
− マーフィー −
相手に期待すると不満となり
環境に期待すると不安となり
自分に期待する出番となる
− 福島正伸 −
できれば避けたい
意味のない取り越し苦労!
人間誰しも、不安に思うことが日常的にあるかと思いますが、考えすぎると苦しくなります。禅の世界では不安に思うことの9割は実際には起こらないと言われいるので、考えすぎると人生の大半を取り越し苦労に振り回されることになります。
まだ起こってもいないのに仕事のトラブル、恋人や夫婦間の問題、子どもの問題などについて、あれこれ考えてしまうと心が休まる暇がありません。後から考えるとバカバカしいことが大半ですが、悩んでいる間は本人にとっては深刻な問題です。
ということで今回は、そんな百害あって一利なしの「取り越し苦労」に振り回されない方法をまとめさせていただきました。
■ なぜ取り越し苦労に振り回されるのか!?
実際まだ起きてないにもかかわらず、自分で勝手に嫌な場面を想像して、嫌な気持ちになったり、不安や心配になってます。これは本当に人生にとって無駄な事ですよね。自分で自分を苦しめているだけです。
取り越し苦労ほど、あなたの貴重な時間とエネルギーを無駄にすることは、ありません。では、なぜ自ら自分の足を引っ張るようなことをしてしまうのでしょうか?。それは幼少から今日までの記憶に関係しています。
例えば過去の失敗体験や、子どものころに両親をはじめ大人によって半ば強制的に刷り込まれてきた「恐怖感」が取り越し苦労の原因になっていることが多いそうです。
■ 心配事の85%は実際に起こらない!
2006年に出版された「不安な心の癒し方(英題:『The Worry Cure』」の作者ロバート・リーヒ博士によりますと、38%もの人たちが、ほぼ毎日取り越し苦労に苦しめられていて、不安や心配事の8割5分は実際には起こらないと断言しています。
また、実際に起こったとしても、79%の人たちが自分の力だけで問題を解決できたようです。であるならば、なおさらのことあれこれ考える必要はないわけです。
■ 取り越し苦労をやめる方法!
もし、仕事についてあれこれ悩んでしまうのであれば、その仕事がうまくいかなかった場合の最悪のケースを想定してみるといいでしょう。最悪の事態が起こったと場合を想定し、そうなった場合どう対処するかを考えます。
コントロールできるのは、「過去」でも「未来」でもありません。「今」だけです。今この瞬間の心の持ち方を変えることによって、未来が変わるわけですから、具体的な対策をあらかじめ練って、不安や心配事を手放しましょう。
ただし、これはどうしても不安なときだけにしましょう。取り越し苦労や心配は、「百害あって一利なし」だからです。また、あなたの優れたイマジネーションは、人生を豊かにする生産的な方向に使うべきだからです。
■ 自分と他人を比較して考えるのをやめる!
不安なことばかり考えてしまうのは、なにかにつけて他人と自分を比較して物事を考えてしまうためです。なぜなら他人と比較してしまうと、どうしても自分に足りないものばかりに目が向くので、次第に人目が気になり、自分の価値観で物事を考えることが出来なくなるからです。
「こんなことして、あの人変わってるねと、思われたらどうしよう」といった具合に自分のことなのに自分の価値観ではなく、他人の価値観で物事を考えようとすると不安なことしか考えられなくなってしまうので、まず今日限り自分と他人を比較するのをやめましょう。
今まで沢山人のことを考えて行動してきたわけですから、今日からは「自分のことだけを考える」人生に切り替えてもいいのではないでしょうか?。自分のことだけを考えるといっても、傲慢で我儘な人間になれといっているのではなく、「もっともっと自分を大切にしましょう!」という意味です。
■ 自分で自分を褒める!
自己肯定感が低いと、不安なことを考えてしまう傾向が強いです。ですので、すべての不安からさよならするためにも自己肯定感を高める必要があります。そこで個人的におすすめしたいのが、自分で自分を褒めることです。社会にでると怒られることはあっても、褒められることは少ないですよね。
ですので、自分で自分を褒めることが大切なんです。そういうと「それって単なる自己満足じゃないの?」と、思われるかもしれませんが、自己満足でOKなんです。いえ、自己満足が最強なんです。といってもいいくらい今の自分に満足することが大切なんです。
「今日も仕事がんばったね!」、「部屋を掃除して偉いね!」、「体のためにお酒を我慢して偉い!といった具合にどんな些細なことでも結構なので、毎日最低10回は自分で自分を褒めるようにしてみてください。そうすると自分のいいところが見えてきて次第に自己肯定感が高まり、不安なことから少しずつ解放されます。
■ さいごに!
悩みごと、心配ごとのほとんどが思い込みと言われているので、自分を苦しめているのは自分自身です。人生の貴重な時間を取り越し苦労に振り回されないためにも、余計なことにエネルギーを奪われないようにする必要があります。
まず、「考えてもしようがないことで悩まない」、「考えても考えすぎない」、「毎日自分の好きなことを数分でもいいからやる」、「休息をしっかりとる」、この4つのことを今日から少しずつ取り入れてみてください。心配事が激減します。
ほんの少し考え方を変えるだけで
悩みが消えてしまう >>
【画像】 Pinterest
「不安を簡単に取り除く方法」