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(1)
 
人は不合理で、
わからず屋で、
わがままな存在だ。
 
それでもなお、
人を愛しなさい。
 
 
(2)
 
何か良いことをすれば、
隠された利己的な
動機があるはずだと
人に責められるだろう。
 
それでもなお、
良いことをしなさい。
 
 
(3)
 
成功すれば、
うその友達と
本物の敵を
得ることになる。
 
それでもなお、
成功しなさい。
 
 
(4)
 
今日の善行は明日になれば
忘れられてしまうだろう。
 
それでもなお、
良いことをしなさい。
 
 
(5)
 
正直で素直なあり方は
あなたを無防備にするだろう。
 
それでもなお、
正直で素直な
あなたでいなさい。
 
 
(6)
 
最大の考えをもった
最も大きな男女は、
最小の心をもった
最も小さな男女によって
打ち落とされるかもしれない。
 
それでもなお、
大きな考えをもちなさい。
 
 
(7)
 
人は弱者を
ひいきにはするが、
勝者の後にしか
ついていかない。
 
それでもなお、
弱者のために戦いなさい。
 
 
(8)
 
何年もかけて築いたものが
一夜にして崩れ去る
かもしれない。
 
それでもなお、
築きあげなさい。
 
 
(9)
 
人が本当に助けを
必要としていても、
実際に助けの手を差し伸べると
攻撃されるかもしれない。
 
それでもなお、
人を助けなさい。
 
 
(10)
 
世界のために
最善を尽くしても、
その見返りに
ひどい仕打ちを
受けるかもしれない。
 
それでもなお、
世界のために
最善をつくしなさい。
 
 
− ケント・M・キース −
 
 
 
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■ハーバード大学の学生が書いた詩が世界中の人たちを勇気づける!
 
今回ご紹介させていただいた「逆説の10カ条」は、ケント・M・キース(Kent M.Keith)という米国(ハワイ)の行政官僚の方がハーバード大学に在学中に高校生を激励する活動の一環として書かれた「リーダーシップの逆説10ヵ条」の一部です。
 
 
この詩をマザー・テレサの目に留り、瞬く間に世界中に広まりました。当時マザーテレサは、自身が運営する孤児院の壁に貼るほど、この「逆説の10カ条」に感銘を受けたようです。マザーテレサ以外にも「逆説の10カ条」に影響を受けた人は沢山います。
 
ケント・M・キース氏は、早稲田大学にも留学していた経験があり、帰国してからも何度か日本を訪れるほどの親日家のようです。今も執筆や講演活動は行っているようなんですが、「逆説の10カ条」を超える作品は難しいでしょうね。
 
 
 
理不尽な目にあったときの心の持ち方!
 
 
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■ 自分の心の状態が理不尽なことを引き寄せていた!?
 
人は誰もが苦手な人間、嫌いな人間、不快な人間に遭遇するものですが、理不尽な目に遭うから心がネガティブになってしまうのか、心がネガティブだから理不尽な目に遭うのか、一度ぜひ考えてみてください。
 
自分の心の状態が理不尽な状況を引き寄せる原因となる場合が少なくないためです。心が鏡となって現実が映し出されていると考えることが出来れば、怒りを抑えることが出来るので、仮に理不尽なことに遭遇しても冷静に対処することができます。
 
なぜそんな面倒なことをしなければいけないかというと、理不尽な場面に遭遇した場合、相手を怒った時点で怒った方が負けだからです。実際に怒っても損するだけなので、気持ちを切り替えて、速やかにその場を立ち去りましょう。
 
 
 
■ 理不尽なことに感謝できるようになると嫌なことがなくなる!
 
理不尽な目にあったら、嫌な気分になりますが、自分のこれまでの行動を振り返ってみて反省する良い機会になります。怒り任せにやりかえそうとすると損をするのは自分です。理不尽なことにさえ感謝できるようになれば、嫌なことはほぼなくなります。
 
この時点であなたは完全な勝者です。理不尽なことを行った相手の人は、また別の人に対して同じような理不尽な行為を行うはずです。間違いなく恨まれますよね。恨みは永遠に消えません。いつか当の本人が想像すらできないような大きな不幸に遭遇することでしょう。
 
ですので、理不尽な目にあわせた相手を憎んだり、恨んだりしないためにも、本当に小さなことでいいので、感謝の言葉を発してみてください。その瞬間に気持ちが切り替わり、次第に嫌な気分から解放されます。
 
 
 
「社会の理不尽をゼロにする方法」