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(1)
 
自ら進んで求めた
孤独や他者からの分離は、
人間関係から生ずる苦悩に対して
もっとも手近な防衛となるものである。
 
 
(2)
 
ほとんどの人間は
実のところ自由など求めていない。
 
なぜなら自由には
責任が伴うからである。
 
みんな責任を負うことを
恐れているのだ。
 
 
(3)
 
夢の解釈は、
無意識の活動を
熟知する王道である。
 
 
(4)
 
夢は現実の投影であり、
現実は夢の投影である。
 
 
(5)
 
愛情をケチってはいけない。
 
元手は使うことによって
取りもどせるものだ。
 
 
(6)
 
人生は個人にとっても
人類にとっても、
等しく耐えがたいものである。
 
 
(7)
 
生きる意味や
価値を考え始めると、
我々は、気がおかしく
なってしまう。
 
生きる意味など、
存在しないのだから
 
 
(8)
 
「否定と出会う」ことが
出発点である
 
 
(9)
 
愛されていると
確信している人間は
どれほど大胆になれることか
 
 
(10)
 
大人になるということは、
あいまいさを受け入れる
能力をもつということ
 
 
(11)
 
いつの日か
過去を振り返ったとき、
苦心にすごした年月こそが
最も美しいことに
気づかされるだろう
 
 
(12)
 
あなたの強さは、
あなたの弱さから生まれる
 
 
(13)
 
道徳のある人間は、
悪人が現実世界で行ってしまう
物事を夢の中だけに留めておける
 
 
(14)
 
猫と過ごす時間は、
決して無駄にはならない
 
 
(15)
 
恋に落ちているときほど、
苦痛に対して無防備であることはない
 
 
(16)
 
たくさんの失敗を重ねてみて、
はじめて真実の全体像が
見えてくるのだ
 
 
(17)
 
幸福になる方法は、
自分で実験してみなければ
分からない
 
 
(18)
 
人間として大事なことは、
愛することと働くことである
 
 
(19)
 
人を動かす欲求は二つしかない。
 
一つは性欲。もう一つは
偉くなりたいという欲求である
 
 
(20)
 
言葉で諦める者は、
現実でも諦めるものだ
 
 
(21)
 
あらゆるものの
中心に愛を置き、
愛し愛されることに
至上の喜びを見出せたとき、
幸福は訪れる。
 
 
− ジークムント・フロイト −
 
 
 
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■ 偉大な精神分析学の創始者!
 
 
今回は、精神分析学の創始者ジークムント・フロイトの名言をまとめさせていただきました。フロイトが精神医学の世界に入った時代は、精神医学そのものが世間で認められていなかったので、治療法も確立されていませんでした。
 
 
当時はうつ病のような精神疾患の患者に水を頭からかけたり、今では考えられないような手法で治療を施していました。当然この時代はカウンセリングなどは行われていません。フロイトが患者の話を聞くことの大切さを説いて、カウンセリングが行わえるようになったのだそうです。
 
 
その結果として、フロイトは当時としては非常に詳細で精密な観察眼を示す症例報告を多数残しています。そして、これらが現在においても次々と新しい角度から研究されています。
 
 
 
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■ その影響力は絶大!
 
 
フロイトの提唱した数々の理論は、のちに弟子たちによって後世の精神医学や臨床心理学などの基礎となったのみならず、20世紀以降の文学・芸術・人間理解に広く甚大な影響を与えています。
 
 
特に大陸哲学、フランス現代思想の哲学者に大きな影響を与え、精神分析を基調とする哲学の創始者とされていますが、何でも性的衝動に結びつけるなど間違っている点も多いですよね。
 
 
しかし、患者と真剣に向き合ったことによって、導き出された数々の治療法が現在の精神医学にも生かされているので、その点に関しては十分称賛に値すると思います。
 
 
 
【画像】 Pinterest
 
「危険なメソッド「フロイト、ユングを描く、実話ベースの映画」