お釈迦様は、
この世の苦しみ
悲しみの根元は、
「思いどおりにならないこと」
と悟りました。
自分の思いどおりに
ならないことに対して、
それに逆らって
なんとかしようと
するからこそ、
人は悩み・苦しむのです。
人の苦しみや悲しみは、
外から与えられる
ものではありません。
苦しい・悲しいと思う心、
つまり、人の内(心)から
苦しみや悲しみが
発生しているのです。
だから、お釈迦様は、
こうおっしゃっています。
「すべて、受け入れなさい」と。
それは、頑張る生き方ではなく、
楽に生きる生き方です。
人に頼って、
人に甘えて、
あるいは人に頼られて、
時には人から甘えられて。
自分の思いどおりに
世の中を変えようとしないで、
それを受け入れて、
こころを楽にして
生きてゆくこと。
そして、その最高の形は、
「ありがとう」と
感謝することだったのです。
水を飲めることに「ありがとう」
息ができることに「ありがとう」
食事できることに「ありがとう」
仕事があることに「ありがとう」
家族がいることに「ありがとう」
友達がいることに「ありがとう」
話ができることに「ありがとう」
歩けることに 「ありがとう」
病気でないことに「ありがとう」
生きていることに「ありがとう」
− 小林正観 −
ありがとうは、
感謝を表す最高の言葉!
今回ご紹介させていただいた小林正観さんのエッセイの中で書かれているとおり「ありがとう」は、感謝の気持ちをあらわす中でも最高の言葉です。「ありがとう」と繰り返し口にだすだけで、気分が変化します。勿論良い方向にです。
気分がよければ、自然と笑顔がこぼれ、軽やかな気持ちで人に接することができるので、次第に現実も変わってきます。ですので、今日から積極的に、『ありがとう』といろんな人に感謝して、これまで自分を苦しめてきた価値観を変えてみませんか?。
きっと今すでにある本当の幸せに沢山気づけるようになると思います。ということで今回は、「ありがとう」の効能・効果についてまとめさせていただきました。
■ ありがとうは幸せを引き寄せる魔法の言葉
積極的に「ありがとう」を言うようになると、人に感謝を伝えようという思いが自然と高まり、誰かが自分のためにしてくれたことに対して敏感になれます。「ありがとう」ということで、また「ありがとう」と言いたくなるようなことが連鎖して起こります。つまり、ありがとうは幸せを引き寄せる魔法の言葉なんです。
元格闘家で現在マルチクリエイターとして幅広いジャンルで活動されている須藤元気さんは、「ありがとう」ということで「ありがとう」と言いたくなるようなことが現実に沢山起こるようになったとテレビ出演されたさいに語っていました。
これは荒唐無稽な話ではなく、「ありがとう」と、とりあえず言うだけで、脳が勝手に「ありがたいこと」を探し出してくれます。これにより現実が変わるわけなんですが、実際に実践している人は本当にごくわずかです。
■ 「すみません」をやめて「ありがとう」に変える!
私はほんのつい最近まで「ありがとう(ありがとうございます)」というべき場面でも、「すみません」を口にしていました。長年の習慣から中々切り替えることができなかったのですが、考えてみれば「すみません」と「ありがとう」は、まったく違う意味の言葉ですよね。
本来「すみません」は、謝罪のニュアンスが強い言葉ですが、感謝を伝える場面でも通じてしまうので、ついつい口にしてしまいます。ですので、私は思いきって、「すみません」を一切口にするのをやめて、その代わりに「ありがとう」を意識して口にするようにしたんです。
もちろん謝罪しなければならないような場面で、「ありがとう」と言うわけにはいかないので、その場合は「ごめんなさい」「申し訳ありません」とストレートにいいます。これで「ありがとう」を口にする機会が劇的に増えて、「ありがとう」と言いたくなるようなことも比例して増えました。
■ 嫌いな人にも「ありがとう」といってみる!
よく、嫌いな人に「ありがとう」なんて言えない、ということをおっしゃる人がいるのですが、嫌いな人に対しても、心を込めて言わなくてもいいので、普通に笑顔で「ありがとう」と声に出して言うことをおススメします。
そうすると脳は「なんでこの人に対して、ありがとう、と言っているのだろうか?」と考えます。すると嫌な人からこれまで受けた嫌なことが脳内で再生され、その中から感謝につながるようなことが浮かび上がってきます。
「もしかしたら悪気はなかったのかも」、「そういえばあの人こんないいこともしてたな」、「近所の子供たちに好かれていたな、もしかしたらいい人なのかも」といった具合に、これまで嫌いだった人に良い感情が少しずつ持てるようになります。
■ ありがとうと言うだけで幸せに気づける!
これは話半分で聞いていただきたいのですが、ありがとうというと波動が上がるといわれています。波動を測る機械は20年以上も前に開発されていて、過去の実験で洗面所にためた水に向かってありがとうというと水の波動が上がるそうです。
この水で洗顔するとお肌がきれいになるのだとか。ちなみに私は入浴するさいもシャワーやお風呂のお湯に向かって「ありがとう」と言っています。一時期肌がかゆくて寝ている間に掻いてしまい、首や顔がただれてしまったのですが、これでかゆみがおさまりました。
それ以来、家の中にあるものを使わせていただくときには必ずそのものに対してありがとうを言うようにしています。おかげで今では巡り巡って自分の前にいてくださる全ての人や物に感謝できるようになりました。これこそが本当の幸せだと思っています。
■ ありがとうとで心と体が健康になる!
ありがとうには他にもいろいろな効果があります。もし不安なことを考えて、あれこれ悩んでしまったら、とりあえず「ありがとう」を心が落ち着くまで何度も言ってみてください。「ありがとう」を言いながら不安なことを考え続けることができないことに気づきます。
それどころか少しずつ気分が良くなっていきます。これは「ありがとう」ということによって、オキシトシンなどの脳内物質の分泌が活性化するためです。また、時間をかけて「ありがとう」を言い続けると、顔の血流が良くなるので、しみ、しわ、たるみなどの予防にもつながります。
そして、顔の表情もよくなるので、周囲の人たちの印象が良くなります。しかも、人間関係も良くなるので、それに引き寄せられるように出会いも良くなります。しかも、お金をかけずにできることなので、ぜひ試してみてください。
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小林正観「神様を味方にする法則」