(1)
人間は
どんな状態であろうと、
その中で幸せを
無理矢理にでも探し出し、
それを糧に生きてゆく。
(2)
息を吐いて、吸うように、
ただ仕事をしています。
(3)
最初の頃はとにかく
おびえてたんですよ。
恐くて。
歌を作るのは好きだけど、
自分の声が
嫌いだったんです。
(4)
どんなに的確な
批評の言葉より、
「おもしろい」
の一言のほうが
励まされるし、
やる気も出るものです。
(5)
ただ、なんとなく
思ってるのは、
たぶん、死ぬことを
書きたいんじゃなくて
生きることを
書きたいんだと
思うんですよ。
で、生きることを
正直に書くと、
死ぬことを書かざる
をえないっていう。
(6)
寂しすぎるって
言って死んでも、
死んだ後も
寂しいんじゃないかと。
だったら
今頑張ろうかな。
(7)
欲深いっていうのを
自分で認めるように
なってから
何かが前向きに
行き始めたような
気がします。
(8)
人は、どれだけ
勉強しても
どれだけ物知りでも、
「知らない」
ことがなくなる
ことはないと思います。
様々な「終わり」が
襲ってくるこの世の中で、
それはいつまでも
新鮮に生きていられる、
希望のようなものでも
あると思います。
(9)
多分お金さえかければ
できると思うんですよ。
自分はそれよりも、
限られた条件の中で
何ができるか?
っていうことに
興味があるんです。
(10)
全ての人に
平等に課せられて
いるものは、
いずれ訪れる「死」と、
それまで延々とつづく
「生活」だけなのである。
(11)
あと少しで死んでしまう
というとき、
走馬灯のように
人生を振り返って
「ああ、ひとりじゃ
なかったんだ」
と思えたら、きっとすごく
幸せなんだろう。
(12)
好きっていう
気持ちは大事。
自分はこれが好きなんだ、
好きだから
やっているんだという
部分がブレちゃうと、
総崩れになる。
(13)
僕は、虚構とか
妄想が好きなんで、
どう生活の中で
現実との折り合いを
付けていくかって
いつも考えてるんです
(14)
恥ずかしいものは
恥ずかしいし、
人前に出るってことは
全て恥ずかしいことだと
思うんです
(15)
才能があるから
やるのではなく、
才能がないからやる、
という選択肢があっても
いいんじゃないか。
そう思います
(16)
時間をかけ、
やっと欲しいものが
手に入った時には
大抵、欲しい理由は
なくなっている
ものである。
(17)
最近思うのは、
作り手がエゴを
そぎ落とせば
そぎ落とすほど、
実はその人の
「人間」って
伝わるのかなって。
(18)
確かに、
自分のことばかり
考えている人より、
人をあっさり
思いやれるような
人のほうが
魅力的に見える。
(19)
僕、芝居も文章も
下手だったんです。
でもすごく好きで
やりたいものって
あるじゃないですか。
最初から何でも
できる人なんて
いないから、
『出来ないからこそ
やらなきゃだめじゃん!』
って思って。
だから役者も文章も、
一人で勝手に続けて
いたんですよ。
(20)
相手に
「人見知りで」と
さも被害者のように
言うのは、
「自分は
コミュニケーションを
とる努力をしない
人間なので、
そちらで気を
使ってください」
と恐ろしく
恥ずかしい宣言を
していることと
同じだと思った。
(21)
顔が変わってくるんですよ、
「人」って。
人の顔って、かっこ良くは
なれないんだけど、
中身が変わることによって
その人が変わるでしょ。
で、その人が変わると、
ブサイクだとしても
ブサイクの顔が良いっていう
認識にみんななるわけです。
(22)
今まであった苦しみは
全部自分の欲から
生まれてきていると。
「これやりたい」けど
できないから辛いとか。
「もっとかっこいい
顔になりたい」
けどなれないみたいな。
(23)
死ぬことよりも、
生きようとすることの方が
圧倒的に苦しいんだ。
生きること自体が、
苦痛と苦悩にまみれた
けもの道を強制的に
歩く行為なのだ。
だから死は、
一生懸命に生きた人に
与えられる
ご褒美なんじゃないか。
(24)
「人生、1回だな」って
すごく思うんです、最近。
楽しまなくちゃ損だぞって
屈託なく思えるようになった。
僕の夢は長生きすること...
− 星野源 −
■ 周囲の声に振り回されることなくマルチな才能を開花!
今回は、俳優、ミュージシャン、文筆家として活躍されている星野源さんの名言をまとめさせていただきました。星野源さんは、いわゆる大手メディアが好むような超イケメンではありませんが、その独特な感性から生まれる楽曲が女性に人気があります。
いまでこそ、マルチで活躍されている星野源さんですが、活動を開始した当初は周囲からいろいろと言われたようです。ちなみに星野源さんが俳優を志したのは、高校時代に観た松尾スズキさん主宰の劇団「大人計画」の舞台がきっかけだそうです。
インストゥルメンタルバンド「SAKEROCK」として活動をスタートさせてから、しばらくたって「大人計画」の舞台に参加したことで、大人計画に所属することとなり、本格的にマルチな活動を展開することとなります。
■ 順調な日々をある日突然病魔が襲う!
俳優としても、俳優一本で這い上がってきた人たちと異なり、飄々とした演技が多方面で絶賛されています。私も初めて「ゲゲゲの女房」で星野源さんの演技を目にした時はあまりにも自然なので驚きました。
なにをやっても多方面で高く評価されてしまう星野さんですが、決して順風満帆だったわけではありません。2012年にはくも膜下出血が発覚し、長期の療養を余儀なくされました。
一度は復帰するも術後の経過が芳しくないため、再手術を行ない2014年に入って、ようやく本格的な活動を再開しています。死と向き合った経験によって、さらに作品に深みを増しているように思われます。
■ 大ブレイク後の働くペースが凄すぎる!
特に名言(23)、(24)は、地獄の苦しみを乗り越えた星野源さんだから語れることであって、普通に生きていたら到底このような境地には到達できません。ですので、ここ数年の星野源さんの作品はどんな時でも「楽しく生きる」感が凄いです。
2016年には「真田丸」「逃げるは恥だが役に立つ」に出演され、その合間を塗って音楽制作を行っていたので、さすがに無理しすぎじゃないかと思いましたが、星野さんにとっては最高の1年となったようです。
さすがに、2018年に入って仕事のペースを幾分落としましたが、それでも働きすぎですよね。以前「徹子の部屋」に出演されたときに「僕の夢は長生きすること...」と、黒柳徹子さんに語っているのですが、その夢を確かなものにするためにも、しっかり身体を休めてほしいです。
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エロも哲学も垣根なしに綴る >>
「 星野源 - Family Song 」