【伝える達人!池上彰の名言】
(1)
誰かを批判するからには、
自分にも何らかの責任が
降りかかってくる。
それがイヤなら、
批判もしないこと
(2)
話すことが苦手、
書くことが苦手、
という人もいるでしょう。
でも、努力と工夫次第では、
いずれも大きく向上させる
ことができます
(3)
とにかくやらなければ、
何も始まらない。
やってみるしかない。
結果は、やってみた後に、
考えればいい
(4)
NHKを辞めて独立したとき、
肩書がない厳しさを
初めて味わいました
(5)
たくさん本を読んで、
知識が豊富になれば、
それで「教養がついた」
ことになるかというと、
ちょっと違うような気がします。
自分の得た知識を
他人にちゃんと
伝えることができて初めて
「教養」が身についた、
と言えるのだと思うのです
(6)
本は読みっぱなしにせず、
実際に誰かに伝えてみることが
一番有効です。
知識のない人間に、
「そうだったのか!」と
理解されるよう
専門情報を的確に
簡便に伝えるのは
案外難しいですよ
(7)
一番望ましいのは
「悪口の類」を
一切言わないことですが、
人間だから腹の立つことも、
不満を募らせることもあります。
聖人君子でもない限り、
人の悪口を一切言わないのは
無理かもしれません。
そこで、
現実的な線引きとして、
悪口を言う場合は、
面と向かって言える
レベルにとどめる
(8)
記者が警察のところに行って、
「なにかありますか?」
と漠然と聞いても
何も答えてくれません。
情報収集を行い、
それをもとに自分の読みを
立ててから質問すれば、
警察もこちらに
一目置くようになります。
仮説を持って取材に行くから、
相手との信頼関係が
生まれるのです
(9)
説明して相手が
わからないのは、
相手にわかるように
説明できない
自分の力不足です
(10)
人は誰でも
自分のために生きている。
自分のことは
自分でしなければ
ならないということだ。
(11)
悪口や陰口は、
当然ビジネスをする上でも
気を付けるべきことです。
ビジネスマンは、
少なくとも顧客の前では
よその会社の悪口や噂話を
絶対に言ってはいけません。
(12)
「わからない」と
わかったことを勉強する。
まずは、思いついたことを
思いつくままに書いてみる。
次に、その書いた
文章をみながら
「一人ツッコミ」をする。
さらに、周囲の人に
その内容をぶつける。
こうした訓練をするうちに、
文章力も内容も、
格段に向上していく
ことでしょう。
(14)
相手に何かを伝える行為は、
決して自分の知識を
ひけらかすことでは
ありません。
相手の立場を慮って、
わかりやすく伝える気持ちを
持つことが大事なのです。
(15)
いい結果が出たら、
良かったで
終わっちゃいけない。
悪い結果が出たら、
なんでだろうって
悩むくらいだから、
いい結果のときも
「なんでだろう」が必要だ
(16)
つねに「おかげさま」の
気持ちを持って、
陰口や悪口は慎み、
相手の話をじっくり聞く
姿勢を持つ。
そうすることで、
好感度や信頼は
ずいぶん高まるし、
「伝える力」にも
一層磨きがかかります。
(17)
リタイアや転職したあと、
前に働いていた職場や
自分を全否定しない
働き方をしてほしい。
自分の仕事に真摯に
向き合えた人こそが、
幸せになれる。
(18)
落語家は基本的には
ゆっくり話しますよね。
ただ、ときどき
速く話したり、
声を大きくしたりと、
メリハリのある
話し方をします。
落語家の話が面白く、
思わず引き込まれてしまうのは、
そうした話術にも
秘訣があります。
ビジネスパーソンも
見習いたい技です。
(19)
私はNHKの新人記者時代、
先輩記者の書いた原稿を
ペンでひたすら丸写しして、
腕と頭に文体を
覚えさせました。
やがて、自信をもって
原稿が書けるように
なりました。
(20)
とりわけビジネスの世界で
成功される方って、
読書好きの方が多い。
これから独自のビジネスを
展開する場合には、
インターネットの情報だけでは
まったく不十分です
(21)
人は自分の話を
聞いてもらうと、
存外嬉しいものです。
ましてや、
初めて会った人が
自分の話を熱心に
聞いてくれると、
感動すら覚えたりします
(22)
記者が自由に書いていると
思われがちな新聞記事でも、
ある一定のパターンが
あります。
5W1H(いつ、誰が、
どこで、何を、なぜ、
どのように)を抑え、
そこに固有名詞を
当てはめれば、
いちおうの記事にはなります。
(23)
とにかくやらなければ、
何も始まらない。
やってみるしかない。
結果は、やってみた後に、
考えればいい
(24)
振り返ってみれば、
体力も気力もあるときに
辛い仕事をいっぱいやったことが、
将来につながった。
− 池上彰 −
■ 池上彰さんの凄すぎる経歴!
今回は、ジャーナリストで作家の池上彰さんの名言をまとめさせていただきました。池上彰さんは、1950年8月9日長野県松本市生まれの68歳です。今現在池上さんは日本を代表するキャスター、ジャーナリストとしてテレビを中心に多方面で活躍しています。
池上さんは、1973年に慶應義塾大学経済学部卒業後にNHKに入局し、報道記者として松江放送局、広島放送局呉通信部などを経たのち、報道局社会部へ移り警視庁、気象庁、文部省、宮内庁などを担当し、記者として着実にキャリアを積み上げています。
その後、『ニュースセンター845』『イブニングネットワーク』『週刊こどもニュース』などでキャスターとして活動し、難しい政治経済の話題を分かりやすく伝えようとする姿勢が視聴者から好感され、お茶の間で人気を得ます。
2005年に報道局記者主幹を最後にNHKを退社し、その後はフリージャーナリストとして活動し、数多くの著作を執筆し、ベストセラーを連発しています。
■ NHKの記者からキャリアをスタート!
5〜6年ほど前ベストセラーを連発していたときによく池上彰さんの本を読みました。当時の池上さんは時代の寵児でしたよね。各テレビ局(キー今日)で番組を持っていました。
なぜこれほどまで人気が出たのか、色々考えたことがあるのですが、私が見出した答えが池上さんの「伝える力」(同タイトルの本は大ベストセラーになりました。)の凄さです。大手メディアの記者でフリーになられた方は沢山いますが、池上さんはジャーナリストとして「伝える力」が、抜きん出てますよね。
その実力は、好き嫌いを別にして誰もが認めるところですが、そんな池上彰さんも最初から凄かったわけではありません。NHKの新人記者時代、池上彰さんは「サツ回り(警察担当)」からスタートしたようなんですが、緊張しすぎて挨拶も出来なかったため、警察官の方に話を聞くこともままならなかったようです。
■ 最初は挨拶すらできないダメ記者だった!?
伝える力以前に肝心の情報を入手することができないくらい、記者としてダメダメだったようです。しかし、このままではダメだと一念発起して、警察の方から「信用」してもらえる記者になることにフォーカスして、とにかくがむしゃらに頑張ったようです。
例えば毎日足繁く警察署を回りながら顔を覚えてもらえるように共通の話題がないか考えたり、あえて分からないふりをしながら色々警察の仕事に関することを教えてもらいながら出来るだけ多く接点を持って、コミュニケーションを重ねているうちに徐々に顔と名前を憶えてもらえるようになりました。
それ以前は質問しても無視されてしまうことも多々あったようなんですが、信頼関係を築くことに成功してからは、池上さんの質問に真剣に答えてくれるようになったようです。やはりコツコツ地道に頑張るのが一番の近道なんですね。
■ 池上彰さんから学ぶ伝える力の磨き方!!!
その後レポーターとして配置転換されます。いまでこそ記者の方がレポーターとなるのも珍しいことではありませんが、当時はまだ珍しく、池上さん自身記者時代にテレビやラジオでしゃべった経験がないため、しどろもどろになりながらレポートし、番組のディレクターにしょっちゅう怒られていたようです。
そこでもめげずに番組視聴者が知りたいことは何なのかを常に頭の中に描きながら、視聴者にわかりやすく伝える方法を試行錯誤を繰り返しながら、身につけていきます。つまり、池上さんは伝える相手を想定して話しているので、話がわかりやすいうえに伝わりやすいんです。
そうした経験が司会者としても生きています。かなり難しいトピックであっても、誰でも分るような配慮がなされていると思います。わかりやすさが面白いにつながり、高視聴率を叩きだしたのだと思います。やはり視聴者に対する思いやりが大切なんですね。
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池上彰 お金の歴史と違い