看護師の悩みについてのカテゴリ記事一覧

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カテゴリ:看護師の悩みについて

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なぜ認知症患者さんの看護ケアに苦しめられる看護師が多いのか?

看護師の悩みについて
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なぜ頭痛に悩まされる看護師が多いのか?頭痛の原因と解消する方法とは?

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なぜ腰痛に苦しむ看護師が多いのか?手軽で効果の高い腰痛予防とは?

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なぜ認知症患者さんの看護ケアに苦しめられる看護師が多いのか?




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■今後ますます認知症患者が増える?


少子高齢化に関する問題が叫ばれるようになって、すでに20年以上経過しましたが、
2025年ごろに高齢者の人口は、ようやくピークを迎えるとされています。


それまでは高齢化が進み続けるわけですが、医療の進化にともなって平均寿命がさらに
伸びる可能性もあるので、医療・介護にかかる負担は今後さらに大きくなりそうです。


そうした中で認知症を患った患者さんが右肩上がりで増え続けています。


一般病院でも高齢患者さんが増えている関係で、認知症患者が少なくありません。


しかし、残念ながら多くの病院が「認知症看護」に対する取り組みが十分ではないため、
現場の最前線で働いている看護師さんが「悲鳴」をあげています。


高齢患者さんの中には、すでに自分で体を動かすことができないケースが多いのですが、
そのうえ、認知症まで患っているとなると、ほとんどの場面で会話が成立しません。


数人でケアすることも多いわけですが、どこの病院も人材不足で苦しんでいます。


ですから、高齢患者さんのケアに沢山の看護師さんが取られてしまいます。


そうなると当然のことながら「業務効率」が著しく低下しています。


そうすると他の患者さんから手を抜いているように思われてしまい、クレームが増え、
場合によっては大きなトラブルに発展するので、注意しなければなりません。


対応した看護師さんがクレームを自ら処理しなければならないからです。





■認知症患者さんへの過酷な看護の実態


認知症患者の看護は、病院や介護施設だけでなく、在宅でも行われます。


認知症の症状は、たった今話したことや行った行動をすぐに忘れてしまうわけですが、
まだこの程度であれば、何とかなりますが、認知症の症状が進み過ぎると大変です。


訪問看護ステーションで働いている看護師さんも病棟勤務にはない苦労をされており、
特に認知症の症状が深刻なレベルにある場合は、時間だけが過ぎていくことも...。


あまりにも過酷すぎて、介護しているご家族が精神的に追い込まれしまいます。


看護する側からすれば、患者さんが、オオムのように同じ言葉を繰り返しているように
しか見えないわけですが、患者さん本人にとっては毎回初めて喋っているわけです。


認知症の患者さんは昼も夜もないので、夜中に徘徊することも少なくありません。


夜中に徘徊されると大変です。真っ暗なので自分の家がどこだか分かりません。


私は、以前真冬にランニングとステテコ姿で徘徊している高齢の方に遭遇しました。


言葉も忘れてしまったようで、全くこちらの言っていることが理解できません。


幸い巡回中のお巡りさんに保護されましたが、正直に相手が何をしたいのか、まったく
理解できない自分の「力不足」を嘆かずにはいられませんでした。


介護するご家族は、一日中つきっきりとなり、心が休まる暇がありません。


それくらい医療と介護の世界は大変なんですが、診療報酬や介護報酬が引き上げられる
動きは期待できないので、今現在医療機関が抱えている問題を解決するのは困難です。


少しでも心と体の負担を軽減するためにデイケアなどの介護サービスを利用すべきです。
そうしないと認知症患者のご家族は、すべてのことがストレスとなり、体がもちません。





■認知症患者さんの出すサインを見逃さない!


ある程度認知症の症状が進んでしまった患者さんは、すぐに行ったことを忘れてしまう
ので、ほんの数風前に行ったことを相手に理解させようとしても意味がありません。


いうまでもなく、認知症患者さんに接するのは容易ではありません。


特に経験が浅い看護師さんは、自分の思い込みで勝手に認知症を患っている患者さん像
をつくりあげてしまい、その範囲内で自分勝手な看護をしようとしがちです。


自分の思いを言葉でしっかり発することはなくても、目など顔の表情で訴えています。
こうしたサインを読み取くことが認知症患者さんの看護では何より大切です。


しかしそうはいっても病院側が認知症患者に対する対応が不十分な場合は難しいです。
というのも、個々の看護師さんの能力が問われてしまうからです。


このため現場レベルでは、危機感を持っている看護師さんが増えています。


最近は認知症看護のために、認定看護師の資格取得を目指す人も増えているのですが、
病院側の理解がなければ、仮に資格を取得しても、学んだ知識や技術を生かせません。





■対応パターンを身につけるには?


認知症患者さんは、看護師さんの表情や声に敏感に反応します。


ですので、できるだけ穏やかな態度で接する必要があります。笑顔が大切ですね。


また、言うことを聞いてくれない患者さんを責めてしまうケースが少なくありません。
最近は以前ほどではないかもしれませんが、認知症患者さんは過敏に反応します。


何も理解できないように見えて、しっかり認識していることが多いんです。


このため認知症の症状がかなり進んでしまった患者さんでも怒ったり不穏になります。
もしかすると場の空気が突然変わると過敏に反応し、色々分かるのかもしれません。


場合によっては、患者さんを拒絶したくなることもあるかもしれません。


しかし、それでは患者さんの病状を悪化させるだけなので、全く意味がありません。


また、食事に関しても、今さっき食事を済ませたばかりでも、「まだ食べてない」と、
訴えてくることもよくありますが、すでに済ませていると説明しても意味がありません。


そうした場合は、やさしく「今準備しています。」と言って対応します。


こうした対応パターンは、自分で体験しながら身につけていくしかありません。


勉強会や研修に参加したり、専門書を読んで勉強するのも一つの手です。


なぜ頭痛に悩まされる看護師が多いのか?頭痛の原因と解消する方法とは?




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■頭痛に悩まされる人が増えている?


日本国内には、約4000万人の人たちが慢性的な頭痛に悩まされています。


頭痛の種類はいくつかありまして、代表的なのが以下の3つになります。


『片頭痛』

片頭痛は、こめかみのあたりが「ズキンズキン」と、突然脈を打つような状態となり、
同時に痛みが生じるのが、片頭痛の特徴で、男性よりも圧倒的に女性の方が多いです。


片頭痛の主な原因は、女性ホルモン(エストロゲン)の影響や遺伝的要素が強いです。
脳内の血管が拡張し、血流が増加すると神経が刺激されるので、痛みが生じます。


片頭痛は、頭痛以外にも吐き気やおう吐を伴ううケースが多いです。



『緊張型頭痛』

緊張型頭痛は、首や肩、背中などの筋肉が緊張することによって、血液循環が悪化し、
体内に蓄積された「疲労物質」が神経を刺激することから、痛みが生じます。


このため、頭痛だけでなく、首や方のこりを伴うケースが圧倒的に多いです。


姿勢が悪い状態で長時間働いたり、精神的なストレスが主な原因とされています。



『群発頭痛』

群発頭痛は、女性よりも男性の方が多いのですが、季節の変わり目に突然痛みが生じ、
痛みは一定期間(1〜2ヶ月)毎日続きますが、しばらくすると痛みが治まります。


しかし、また季節の変わり目を迎えると、再び同じような頭痛に見舞われます。





■頭痛薬の服用には要注意!


慢性的な頭痛に苦しんでいる人達の多くが、何らかしら薬を服用しています。


「処方薬だけ」、「市販薬だけ」、という人がそれぞれ約半数います。


また処方薬と市販薬の両方を服用している人も少なくありません。


看護師さんの9割超は女性なので、「片頭痛」に苦しんでいる方が少なくありません。
医療機関で働いているので、「頭痛薬」を入手しやすい環境にあります。


医師に診てもらいやすいためか、自分が片頭痛であると認識している人は少ないので、
生活習慣を改めようとせずに、いつまでも薬に頼ろうとする傾向が強いです。


頭痛薬は勤務先の病院の外来で受診すれば処方してもらえますが、定期的に医師に診て
もらわなければならないので、市販薬だけを使用する看護師さんも多いです。


慢性的な頭痛に苦しめられている看護師さんの中には、頭痛薬を常時服用している方が
少なくありません。しかし、頭痛薬に依存するようになると非常に危険です。


いつ痛みが発生してもいいように、常に頭痛薬を携帯することになります。


薬には大なり小なり「副作用」があります。頭痛薬を服用し続けることによって生じる
副作用の症状として多いのが、吐き気を伴う目眩で、頭痛の症状も悪化します。


こうなってしまうと、日常生活にまで支障をきたしてしまうので、要注意です。





■ストレスが頭痛の大きな原因


長期間に渡って片頭痛や緊張型頭痛に苦しんでいる看護師さんの多くが、仕事中に突然
頭痛に襲われても、無理をしてでも、その日の仕事を終わらせるために働き続けます。


このため常時携帯している頭痛薬でその場をしのがなくてはなりません。


「職場の人達に迷惑をかけたくない」といった思いから、そなってしまいます。


どこの職場も人手が極端に足りていませんので、一人ひとりの看護師さんに重い責任が
押し付けられることになり、こういったことが「強いストレス」となります。


ただでさえ、看護師さんは、患者さんの命にかかわる仕事をしているため、極度に緊張
する場面に多く遭遇するわけですから、これでは余計にストレスを感じてしまいます。


こうした精神的なストレスが、頭痛の症状をを悪化させます。


一般の看護師さんも強いストレスを日常的に受けていますが、「看護師長」をはじめ、
役職についている方々は、責任が重いので、より強いストレスを受けています。


このため、数年以上にわたって頭痛に苦しめられているケースが多いです。


特に真面目な看護師さんは責任感が強いので、仕事で色々な問題に悩まされますので、
片頭痛や筋緊張性頭痛が発症しやすいので、十分注意しなければなりません。





■片頭痛の予防と解消方法について


片頭痛の方は頭痛薬の服用にも十分注意してください。


場合によっては胃潰瘍やぜんそく、アナフィラキシーショックといった症状が発症する
場合があります。消炎鎮痛剤やトリプタンなどの薬は、痛みが軽いうちに服用します。


そして、こめかみなど痛む部分を「アイスノン」や「冷ピタ」などで冷すことにより、
より早く片頭痛による痛みが和らぎますので、しばらく安静にしてください。


しかし仕事中の場合は、そうもいきませんよね。ですので、痛みが小さいうちに頭痛薬
を服用し、様子を伺いながら、頭痛解消グッズを使って冷やしましょう。



上述した方法は、所詮その場しのぎでしかありません。


片頭痛から解放されるには、生活習慣を改める必要がどうしてもあります。


●1週間に1回以上のペースで片頭痛の症状が起こる場合は、予防薬を服用しましょう。


●睡眠不足は大敵なので、睡眠グッズ(アイマスクなど)で睡眠の質を高めましょう。


●暴飲暴食も良くありません。またアルコールも適量にとどめてください。


●コーヒーや緑茶は、血管を収縮させる作用が強いうえに、睡眠の妨げにもなるので、
 飲むタイミングだけでなく、飲む量にも十分注意しなければなりません。





■筋緊張性頭痛の予防と解消方法について


筋緊張性頭痛は、首や肩のコリによって、生じるので筋肉を温めるのが有効です。


ストレッチやウォーキングといった適度な運動によって筋肉をほぐすことができますし、
リラックス効果が高いので、徐々に頭痛が発症する回数が減っていきます。


また入浴中に体をマッサージするのも有効です。後頭部や目といった痛む部分を温める
のが有効ですが、即効性は低いので、症状が収まるまでは、鎮痛剤を服用します。


緊張型頭痛は、ストレスが一番良くありませんので、生活習慣を見直しましょう。


日常的に息抜きを取入れて下さい。筋肉を緊張させないことを考えて下さい。


腰痛と並んで頭痛に苦しめられる看護師さんは多いです。


特に女性の場合は、ストレスによる頭痛を発症しやすいので、十分注意して下さいね。
薬に依存し過ぎると、症状が悪化するので、薬はお守り程度に考えて下さい。


なぜ腰痛に苦しむ看護師が多いのか?手軽で効果の高い腰痛予防とは?




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■腰痛の主な原因について


腰痛に苦しむ看護師さんは、残念ながら少なくありません。


ご存知の通り看護師さんの仕事は、肉体的にも精神的にも非常にハードなので、一度
腰痛を患うと長期間にわたって腰痛に苦しめられることになるので注意が必要です。


看護師さんが腰痛になりやすい原因についてですが、患者さんの看護は、中腰で行う
ことが多いため、関節への負担が非常に大きいことがあげられます。


また、仕事上何かとストレスも多いうえに、夜勤や準夜勤などの変則勤務によって、
どうしても生活が不規則になってしまう点も腰痛の大きな原因とされています。


しかも、ストレスが蓄積されることで、自律神経のバランスが乱れやすくなります。


そして、自律神経のバランスが乱れると、腰痛だけでなく、様々な問題が生じます。


特に看護師の9割超は女性であるため、注意しなければなりません。


無理して腰痛のまま働きつづけると、次第に日常生活に支障をきたすようになります
ので、看護師として働き続けるのが困難となりますので、無理は厳禁です。





■なぜ腰痛に苦しむ看護師が多いのか?


看護師さんの仕事の中でも患者さんの「体位変換」、「清拭」、「おむつ交換」など
は、常に中腰の状態で行なうことから、腰への負担は決して小さくありません。


特に最近では高齢化社会が進んだことにより、高齢患者さんが増えています。


高齢患者さんの車椅子への移動介助、入浴介助、排便介助などは、特に関節への負担
が大きいため、必然的に「腰痛リスク」は、より大きなものとなるので要注意です。


学生時代にスポーツで鍛えていた人でも腰痛で苦しんでいる方が少なくありません。


腰痛で最も多いのが椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄です。これらは難易度が非常に高く、
長期間にわたって治療していても症状が改善されないケースも少なくありません。


医師の「画像診断」によって導き出された痛みが生じる部分と実際に痛みが生じてる
部分がズレているため、治療しても中々治らないのが現状のようです。


腰痛になって仕事ができなくなり、数ヵ月間休職するケースも少なくありません。


しっかり自分で意識して「腰痛対策」を行わなければなりません。





■腰バンドとスニーカーで体の負担を抑える!


腰痛予防として最もポピュラーなのが「腰バンド」です。


腰バンドを装着することによって、腰への負担を最小限に抑えることができます。


腰バンドの効果をより高めるためにも、姿勢が非常に重要です。


特に看護師さんは、仕事上中腰になって作業するケースが多いので要注意です。


なぜなら中腰で作業することによって、腰への負担がより大きくなるからです。


良い姿勢を保つためにも、「履物」が非常に重要です。


私個人的にはサンダルよりもスニーカーをオススメします。特に最近をスニーカーは、
ソウルの質が素晴らしく、身体を動かした場合の衝撃をしっかり吸収してくれます。


しかし、人によっては足がムレるのを嫌がり、サンダルを履いている方も多いです。


中腰の姿勢で腰痛を発症する割合は6割程度とされているくらい、発症率が高いです。
また、一度腰痛を患うと、体調がほんの少し悪いだけで再発することもあります。


できるだけ身体に負担をかけないためにも、スニーカーをオススメします。





■生活習慣を変えて腰痛を防ぐ!


腰痛予防の一つに「マッサージ」があります。がむしゃらに働きつづけるとダメージ
がどうしても蓄積されてしまうので、マッサージで体をほぐすのは非常に有効です。


しかし、そうはいっても、毎日整体やカイロプラクティクに通うことはできません。
ですので、自分で簡単にできる腰痛予防を習慣化することをオススメします。


まず手軽にできるストレッチです。体をほぐしながら関節を伸ばすことで腰痛になり
にくい身体をつくりあげていきます。Youtubeに沢山関連動画がアップされています。


これらの動画を見ながらストレッチを始めてみましょう。


次に長めの半身浴で体に蓄積した疲労を効果的に取り除きます。


また睡眠の質を高めるのも重要です。出来るだけ早く深い眠りに入るために、寝る前
にホットミルクを飲み、アイマスクや耳栓を利用することをオススメします。


そして最後に、私個人的におすすめの本をご紹介させていただきます。


これまで沢山のトップアスリートを慢性的な痛みから見事復活させた石井紘人さんの
「足指をまげるだけで腰痛は治る!」です。本当に画期的な内容です。


自宅や仕事中に足指を動かすだけので非常に簡単です。マッサージよりも簡単なので、
無理なく続けることができますし、本代だけなので、非常に格安なのも魅力です。


アマゾンで購入できますし、最寄りの図書館(図書館によっては、ありません)でも
借りることができますので、是非一読して腰痛予防にお役立て下さい。


悪質な患者からのクレームに悩まされる看護師さんが取るべき行動とは?




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■クレームの内容が年々悪化している?


看護師さんは、時に患者さんやそのご家族からクレームを受けることもあります。


「モンスターペイシェント」という言葉が一般に浸透しているほど「クレームの質」が
ここ10年ほどで大きく変わったとされているので、受ける側は本当に大変です。


どこの病院でも大抵病院を利用する患者さんの意見を求めて意見箱を設置してますが、
残念ながら患者さんからのクレームを抑えるための効果は期待できません。


なぜなら意見書を見るだけで終わってしまうケースがほとんどだからです。


本来であれば、こうした意見書は業務を改善させるために利用すべきものです。


意見箱に投書された患者さんの意見書には当然クレームに近いものもあるわけですが、
病院に限らず一般の会社でも問題が表面化しないと動こうとしません。


こうした意見箱には、病院に対する感謝の言葉はほとんどありません。


その多くがクレームなので、できれば見たくない意見の方が多いのです。


クレームに関しては、各病棟を回るので、問題を指摘された職員は注意されますが、
これだと問題の本質を理解することがないので、繰り返されることになります。


看護師さんの対応の悪さは、確かにその人自身に問題があるケースも多いですが、
病院のシステムそのものに問題があるケースも少なくありません。


常に業務の改善に努めているところは、お客様の声に真摯に向き合ってます。


しかし、ダメな病院は、きちんとこうした意見に向きあおうとしません。


「これだから素人は困る」、「そんなこと簡単にできるわけないでしょ」といった具合
に問題に向きあうどころか、斜め上からの目線で意見そのものを否定します。


これでは問題が改善されるはずもありません。その結果として、早急に取り組混なけれ
ばならない問題がどんどん大きくなり、気づいたときには手をつけられなくなります。





■患者からの正当性のあるクレームとは?


看護師さんは。病院で働く従業員の中で最もクレームを受けやすい立場にあります。
誰よりも患者さんと接する機会が多いですし、患者さんとの距離も近いからです。


医師の先生には言えないことを怒り交じりに言ってくることも少なくありません。
医師の先生と患者さんとの間に入って、色々と振り回されることも多いです。


実際に病院には様々なクレームが患者さんから寄せられます。


「病室がくさい」、「病院食がまずい」、「ベットが小さい」といったクレームが、
頻繁にに寄せられます。また、時には地域住民からクレームが入ることもあります。


病院から漂ってくる臭いに関するクレームは少なくありません。


確かに大きな病院では場所によって、くさい臭いがするケースも少なくありません。


臭いでいえば、最近は高齢化社会が進んだことで、高齢患者さんが増えています。


高齢のため「足腰」が弱っていることから、自分の力だけでは思うように歩けない方
が少なくありません。こうした場合、人によってはポータブルトイレを利用します。


また汚物処理なども頻繁に行いますので、衛生面でどんなに気をつけても、こうした
臭いに関する問題は、空調設備を改善しない限り簡単には解決できません。


小さな病院であれば市販の空気清浄機を1〜2台購入すれば解決することでしょう。


しかし大きな病院の場合は、規模がでかすぎるので、何か一つ問題を改善するまでに、
膨大な時間がかかるので、残念ながらすぐには対応することができません。





■悪質クレームにどう対応すべきか?


2000年に入ってから、医療を取り巻く環境がより厳しくなったため、それ以前の
ような医療サービスを提供することが、どこの病院でも困難になっています。


このためクレームの質も変化しています。とくに悪質なクレームが増えています。


まったく根拠も正当性もないことを、半ば恫喝するような恰好で主張します。


こうした悪質なクレームに病院で働く従業員が苦しめられるケースが年々増えている
中で、マニュアルを作成するなどクレーマー対策を行っている病院は少ないです。


10%にも満たない状況です。またマニュアルはないものの、悪質なクレームが発生
した場合の連絡手順はしっかり準備している病院は20%程度です。


驚くべきことに4割以上の病院が何も対策を行っていません。


残念ながら日本国内でモラルに関する意識が急速に低下し、病院も昔のような権威が
なくなりつつあるため、サービス業的側面がこれまで以上に強まっています。


患者さんというよりも、完全にお客様に近いですよね。悪質なクレーマーは、ファミ
レスやコンビニよりも少し程度のいいサービス業を利用する感覚でいるのでしょう。


何か気に入らないことがあると、すぐに他のサービス業を例にあげて文句を言います。
悪質なクレームを受けやすいタイプとトラブルに発展しやすいタイプは以下の通りです。


「悪質なクレームを受けやすい人」

●女性看護師

●新人看護師

●気が小さくおとなしい人

●コミュニケーション技術が未熟



「クレームを受けてトラブルとなりやすい人」

●一人で何でも対応しようとする人

●相手の挑発に乗ってしまう人

●すぐにキレる人

●正義感が強すぎる人



こうした悪質なクレームを受けた場合、冷静に誠意ある態度で接し、一人ではなく、
対応窓口を設けて集団で対応するようにしなければなりません。


スマホアプリには、会話を録音する機能があるものも沢山ありますので、もし可能で
あれば、会話を録音し、違法行為と判断したならば、法的手段に打ってでます。


有給が取りにくい看護師さんの対処法!一人で職場を改善しようとすると失敗します!




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■看護師さんは休みが取りにくい?


労働者の一つの権利として「年次有給休暇」があります。一般的には「有給」といった
言われ方をしていますが、年次有給休暇は1年ごとに毎年一定の日数が与えられます。


そして、いわゆる正社員だけでなく、アルバイトやパートとして働いている場合でも、
一定の条件を満たしていれば年次有給休暇(以下有給)を取ることができます。


日本の有給消化率は、先進国の中ででは毎回最低で、不動の地位にあります。


一般の病院で常勤で働いている看護師さんの「有給消化率」は、一般の会社に勤務して
いるサラリーマンよりもかなり低いので、休みが取りにくいと判断できます。


しかし有給は看護師さんが取得できる当然の権利です。法律では看護師さんが病院側
に有給休暇を申請すれば、「 休むことを拒否できない 」と定められています。





■看護師さんの有給消化率は50%未満


基本的に有給は、半年以上勤務すれば10日間以上、その後は毎年1年ごとに
有給休暇日数は増加し、最大年間20日間以上の有給を取得することができます。


しかし残念がら現状では看護師さんの「有給消率」は、50%を割り込んでいまして、
2000年初頭までは、40%に達していないくらい酷い状況にありました。


つまり当然の権利である有給休暇を取らないまま無効になっているわけです。


一般の会社でも同じような状況になっていまして、1990年代前半までは国が積極的
に休みを取るように指導した甲斐あって、60%台を目指す水準にまで上昇しました。


しかし、バブル崩壊後は45%〜50%の間を行ったり来たりしている状況にあります。







■なぜ有給が取りにくいのか?


看護師さんが有給を取りにくいと感じている最も大きな理由として、「職場の上司が、
従業員が有給を取るのに協力的ではない」ともっとも多く回答しています。


これは医療機関だけでなく、他の業界や職種でも似たような状況にあります。


職場の長がまったく有給を取得しない方の場合、より有給が取りにくいようです。


また看護師さんの仕事は勤務シフトが特殊であるため、仮に有給休暇を申請をしても、
有給ではなく普通の休日休暇となってしまうケースも非常に多いです。


これは勤務シフトを作成する病院側が、有給を消化という形ではなく、有給を申請した
看護師さんを休日扱いにすることにより、病棟のシフトを作成しようとするためです。





■いまだに色々な制限がある?


そして、こうしたお休みの「申請方法」については、病院によって色々な規制が設けら
れていまして、例えば週1日まで、月1回までといった形で制限されます。


また実際の「慶弔休暇」よりも、早く仕事に戻ってくることを強要されたりするので、
現状では休日休暇以外の休暇が増えないような、風習も根強く残ってます。


ですので、転職するのであれば、有給消化率や有給の申請方法についても、しっかりと
調べる必要があります。そうしなければ休みにくい職場で働き続けることになります。


また今の職場で働き続けたいと考えているのであれば、一人で状況改善を求めてもダメ
です。職場の同僚としっかり話しあった上で、上司の方に訴える必要があります。


単に言葉で伝えても、上に報告しにくいので、レポートにまとめてください。


そうすると上司の方もそれをたたき台として上に報告しやすいです。


また、そのさいの注意点ですが、一方的に要望を書き綴っても受入れられません。


必ず有給を取りやすい環境に改善することにより、職場にあたえる良い影響(業務効率
が改善する理由など)を分かりやすく書き添えて下さい。





■職場に不信感を抱いたら?


病院によって働きやすさの「 格差 」が確実に広がってます。事実病院によっては、
125日以上休めるところがある中で、105日を切るところもあります。


どんなことをしても状況がまったくといっていいほど改善されないのであれば、将来的
に、さらに働きにくい職場環境になる可能性が高いので、注意が必要です。


具体的には人が減り、一人当りの負担がさらに増えるといった具合です。


もしも勤務先の病院に対して「強い不信感」があるのであれば、転職することも念頭に
置きながら看護師転職サイトのキャリアコンサルタントに相談してみましょう。


適切なアドバイスだけでなく、将来的なキャリアプランも一緒に作成してくれます。


うつ病に苦しむ看護師が増えている理由とは?職場環境が改善されない理由とは?




■原因は日本の労働環境が悪化しているため?


うつ病に苦しむ看護師さんが毎年のように増えています。


いうまでもなく看護師さんの仕事は、肉体的にも精神的にも過酷な上に生活のリズム
が不規則であるため、どうしても「 心の病 」を患いやすいとされています。


そうした中で「 うつ病 」は、もはや他人ごとで済まされません。


うつ病、統合失調症、不安障害などの精神疾患に苦しむ人達は、平成11年より毎年
右肩上がりで増えていまして、すでに300万人を超えています。


日本の労働環境は約20年間におよぶデフレにより年々悪化しています。


物価が下がると同時に人件費も削減されることになります。


そうなると労働者の賃金も下がるわけですが、かといって「 賃金 」を大幅に下げる
わけにはいきません。余計に人が集まらなくなるからです。


その代わりに職場に配置される従業員の数をギリギリまで減らします。


そうすることによって、一人あたりの従業員の負担を増やしています。


「病院はデフレと関係ないのでは?」と思われるかもしれません。


しかし、日本に限ったことではないのですが、デフレで緊縮財政を推し進めるという
間違った政策を取る国が多く、こうしたことから医療分野の予算が削られます。


日本も2000年以降構造改革が進み、予算を思いっきり削られました。


こうした影響がいまも色濃く残っていますが、正しい方向へ動く気配はありません。





■うつ病は他人ごとではない!


職場全体に余裕がなくなりますので、人間関係もそれにあわせて悪化していきます。
そうなればどこの職場でも「 うつ病 」を患う人がでてきてもおかしくありません。


悲しいことに病院だけでなく「日本の労働環境」が年々悪化しているわけですから、
日本の社会全体が人に厳しい方向へと向かっているということです。


まず職場に配置されている看護師さん一人当りの負担が増えていきます。


医療機器が新しく導入されたり、新薬が市場に投入されることで、新しい治療方法が
採用されると、さらに仕事が増えることになるので、問題はさらに深刻化します。


そうなると従業員の多くが次第に心に余裕がなくなってしまいます。


従業員同士の衝突も多くなると、さらに働きにくい環境が生み出されます。


そうなるとだれかが犠牲になって自分の心と身体を苦しめてしまうのです。


ですので、どんなに健康な人でも、ほんの些細なことがきっかけに「 うつ病 」を
発症し、何もできなくなってしまうことは、まったく珍しいことではありません。





■自分の生活を見直す!


もし無理して働き続けたことによって「 うつ病 」を患わないためにも、一度自分の
生活を振り返り、本当に今のままで大丈夫なのか、考えてみる必要があります。


とはいっても客観的に自分を見ることは難しいので、まず自分の家族や職場の同僚達
の生活は大丈夫なのか、ストレスをためすぎていないか考えていて下さい。


そうすることによろ、自然と自分の立場に置き換えて考えることができるようになり、
次第に客観的に自分自身を見ることができるようになります。


仕事を完全にやめて療養するのも、一つの手ではありますが、家に閉じこもる時間が
長くなればなるほど、社会との接点が持てなくなり、復職がより難しくなります。


そうならないためにも、一度退職し、非常勤の仕事に切り替えるなどして、なるべく
心と身体に負担をかけない範囲内で働きながら、治療する法がよいでしょう。


夜勤で仮眠が取れない看護師の実態とは?なぜ仮眠を軽視するのか?




■仮眠を軽視する向きが依然強い


看護師さんの中には夜勤が嫌いな人が少なくありません。病院の仕事は交代勤務です
から常勤看護師として働く場合、一部の例外をのぞいて夜勤は避けられません。


夜勤によって体調管理が難しくなるわけですが、仮眠を上手に取ることで、肉体疲労
を抑えながら働くことができます。しかし、その仮眠を取るのが難しいんですよね。


また、悲しいことに仮眠を軽視している向きが依然として強いです。


職場全体に強硬な精神論が蔓延っているところは、そうした傾向が特に強いです。


また上司の方が口癖のように「患者さんのためよ」と、言うような人の場合、真面目
なのは分かるのですが、職場の人間が働きにくい環境を作ってしまいがちです。


このため仮眠どころか休みも取りにくかったりしますので、段取り良く仕事をこなし
ながら、空いている時間を確保し、仮眠をとるように自ら心がける必要があります。





■夜勤で仮眠が取りにくい理由とは?


10分でも20分でも寝れば体の疲労度が全然違います。


誰もがそのことを理解しているのですが、いざ仮眠を取ろうとすると難しいです。


突発的にトラブルが起こることは日常茶飯事ですので、身体が自然と備えます。


また仮に仮眠の時間があったとしても難しい場合が多いです。


その日の内にこなさなければならない仕事が沢山あります。


一生懸命仕事をテキパキとこなしている間に一日の業務が終了してしまい、結果的に
仮眠がとれなかったりするわけです。その他にも仮眠が取れない理由が沢山あります。


重症患者がおおかったり、OP後の管理や緊急入院、そしてナースコールが集中して
殺到したりすると仮眠どころの話ではなくなってしまいますよね。





■仮眠の重要性について


仮眠が取りやすい環境と取りにくい環境が確かにあります。病院全体がそうだったり、
病棟によって異なる場合もあります。また仮眠を軽視しているところもあります。


とくに従業員に向かって精神論を強くうったえてくるところは、そうした傾向が強い
ですよね。精神論で何でも乗りきれるんだったら誰も苦労しません。


しかし、仮眠をとるのととらないのとでは明らかに大きな差があります。肉体的にも
精神的にも疲労感が異なりますし、その日の思考や判断にも大きく影響します。


本来であれば、きちんと病院側が夜勤を行う人達が仮眠を確保できるように配慮する
必要があると思いますが、この点に関しては全て現場任せなので難しいです。


今勤務している病棟で仮眠が全く取れないのであれば、 仮眠の必要性とその裏付けと
なる理由を根拠を明確にしたうえで病院側に状況改善を訴えることも大切です。


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■強いストレスを受ける原因とは?


看護師になって3年目に入ると、職場にて責任のある仕事が任されるようになります。
そうなるとやることが必然的に増えるので、それまで以上に強いストレスを感じます。


実際には3年くらい看護の仕事をして、ようやく人にも仕事にも慣れるころですから、
こうした突然の変化に強いストレスを感じるのは無理ありませんよね。


しかも病院の職場環境が特殊なため、生活リズムが常に不規則です。


きちんと睡眠時間を確保するだけでも大変ですよね。


「寝なければ」、「体を休めなければ」と思えば思うほどリラックスできません。


3年目に入ると昼と夜が逆転することに体はすでに慣れていますが、慢性的な睡眠不足
になりがちですし、こうした環境の変化によって、さらに不眠に悩まされます。





■仕事量が増えることでストレスも増大


睡眠不足は何か他のもので補おうとします。今回の例は、過食で苦しむある女性看護師
の体験談を例に解説させていただきます。この方は看護師5年目の方です。


看護師として3年目を過ぎると日々の「業務」のみならず、プリセプターや新人指導、
リーダー、各種勉強会、病棟会、看護研究発表などを行わなければなりません。


やっと慣れてきたところで、仕事上で求められることの多さや責任の重さ拡大します。


また、取り組まなければならない範囲が広いので、より強いストレスを感じます。


おなじような立場にある人間が何人もいて、いっしょに励まし合える環境があればよい
のですが、そうでない場合が圧倒的に多いので、強い孤独を感じます。





■過食による大きな代償とは?


仕事のストレスのはけ口として、この看護師さんは好きなモノをとにかく食べまくり、
肉体的にも精神的にもより大きなダメージを負うことになります。


たったの1週間で「 5キロ以上 」体重が増えてしまうこともあったようで、周囲から
「 太った ね」と声をかけられて、自分がしたことの重大さに気づき、我に返ります。


このままではいけないという思いから、何とか頑張って食べることを抑えようとするの
ですが、そうするとより強いストレスを感じ、うまくいきません。


食べ過ぎることに罪悪感を感じながらストレスで食べてしまう。


また、食べてしまったことに後悔しながら、より強いストレスを感じてしまうのです。


これを放置してしまうと、摂食障害となってしまいます。





■一人で苦しむのをやめる!


我慢しなければという思いがより強いストレスを感じて食べてしまいます。


残念ながらこれではいつまでたっても問題は解決しません。


しっかり自分自身と向き合う必要があります。


紙になぜ自分は今これほどまでに苦しんでいるのか書き出してみてください。


そして、しっかりまとめます。これだけでも問題点が明確になり、心が軽くなります。


そのまま上司や先輩に相談しましょう。自分が苦しんでいることを職場の人間に知って
もらうだけで、かなり心が軽くなるので、苦しいと思ったら試してみてください。


看護師は有給が取れない?有給消化率が下がっている本当の理由とは?




■休めないから給料に不満をもらす?


看護師さんの仕事は、他の業界よりも給料が高いとされています。しかしそう言われ
ても現役で働く看護師さんからすれば、色々と納得出来ない点が多いと思います。


確かに一般のサラリーマンよりも平均給与は高い水準にあります。


看護師さんの仕事は夜勤や時間外労働が多く肉体的にも精神的にもハードです。


色々な手当がプラスされることによって毎月の給料はそれなりの金額になりますが、
仕事の量と給料とが見合っていないと不満をこぼす看護師さんが多いです。





■有給の仕組みについて?


看護師さんの仕事は肉体的にも精神的にも非常にハードな仕事なので、体を休ませる
ことも大切な仕事ですが、実際には看護師さんの多くがきちんと休めていません。


休日や有給消化の実態を他の業界と比較すると、医療機関で働く看護師さんは休みが
少ないです。つまり、看護師さんは有給がとりにくい状況にあるわけです。


有給は、ある一定期間働いた労働者であれば、誰でも得られる当然の権利です。


また有給を取得するには、勤務日80パーセント以上出勤することが条件です。


勤続年数に応じて取得できる日数は以下のとおりとなっています。


【 有給取得の詳細 】

・勤続期間:6カ月     10日
・勤続期間:1年6カ月   11日
・勤続期間:2年6カ月   12日
・勤続期間:3年6カ月   14日
・勤続期間:4年6カ月   16日
・勤続期間:5年6カ月   18日
・勤続期間:6年6カ月   20日





■休みが取りにくいのは本当か?



サラリーマンの平均有給消化率と看護師さんの有給消化率の差は、今後さらに広がる
かもしれませんが、現状ではどちらも50%割り込んでいます。


つまり、日本人の多くが有給を取得できない状況にあることに変わりありません。


その最大の理由が上司が有給取得に協力的でないからです。


一般の会社に勤務するサラリーマンの方が消化しやすい環境にあります。


しかしデフレの状態が最悪のレベルにあった2010年前後は、どの業界も酷い状態
にありました。景気が悪すぎたので企業倒産件数もピークをつけました。


このためリストラが横行したことも、社員が休むのをためらわせたのかもしれません。


一方、医療機関に関しては慢性的な人不足に悩まされているので無理ありません。


しかし、そうはいっても看護師さんの負担が大きすぎるのは問題ですね。





■理想の年間休日は120日以上


例えば一般の会社に勤務するサラリーマンの方は、「 週休2日 」でカレンダー通り
に休める会社が多いですよね。そうすると年間120日以上休めることになります。


これを基本として考えた場合、サラリーマンの平均は109日となっています。


一方、看護師さんの場合は、勤務する医療機関によって異なり、年間125日以上も
休むことができる病院がある一方、年間休日数が105日を下回る病院もあります。





■休みが取りやすい理想の病院もある!


理想は年間休日120日とされていますが、一般のサラリーマンでさえ平均109日
ですから、大きく下回っていますが、看護師さんの平均はさらに下回っています。


常勤看護師さんは、夜勤と日勤を交互にこなさなければなりません。披露回復させる
ためにもも休みは必要なので、これでは休みが少ないと感じるのも無理ありません。


ちなみに、独立行政法人国立病院機構の病院の場合、平均年間休日数は120日以上
となっています。まさに理想的ですね。日本全国に143の関連病院があります。


なぜ看護師の仕事は体調管理が難しいのか?自己犠牲を強く求められる理由とは?



■とにかく体調管理が難しい


病院で働く看護師さんの多くが体調管理で苦労されています。しかし、そうした
看護師さんの苦労を一般の人達は、残念ながら知ることがありません。


むしろ患者さんの病気や怪我を治療する側である看護師さんが健康なのはあたり
まえ、といった空気が病院内に広がっていますので、本当に大変です。


何が大変かというと、多くの看護師さんは一生懸命働いて体調を崩してしまった
看護師さんを良しとしません。人によっては本気で迷惑と考えます。





■看護師は無理するのが当たり前?


看護師さんの多くが毎日職場で激務をこなしています。 肉体的にも精神的にも
大変ハードであるため、いつしか特別な責任感を植えつけられてしまいます。


そうなると自己犠牲の精神が職場全体に広がり、「 あなたは看護師なんだから
患者さんのために多少無理をしてでも働くのは当然」と誰もが考えがちです。


ですので 妊娠中の身でありながら普通の会社では考えられないくらい超ハード
な仕事を押しつけられても仕事だから仕方がないと、無理をしてしまいます。





■自己犠牲の精神が根強い特殊な職場


体と心に負担をかけすぎて長期間にわたって療養するケースも実際に多いです。
そうなれば「無理させてごめんなさい」と謝ってもらいたいくらいですよね。


しかし、期待しても病院側から謝罪を受けるようなことは、まずありえません
よね。きちんと体調管理できなかった自分が悪いという風潮が強いです。


こういったことを一般の会社に勤務する人達に話せば、どこのブラック企業の話
と思われるでしょう。それくらい今現在の病院は特殊な職場となっています。





■自分を守れるのは自分だけ


もし上司に相談しても、あなたが期待しているような答えは、まず返ってこない
でしょう。確かに自己犠牲の精神もある程度は大切だと思います。


しかし、自分の心と体が壊れてしまっては何の意味もありません。 残念ながら
自分を守れるのはあなただけです。心と体を休めるのも大切な仕事となります。


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