■常勤で働くには家族の協力が不可欠再就職するにあたって、ご家族の協力が何より重要になります。とりわけ奥様が働くこと
に対して旦那さんの深い理解とサポートがどうしても必要になります。
以下の通りまとめさせていただきましたので、参考になれば幸いです。
●家事の負担を抑える
奥さんが看護師として働けば、世帯収入は増えるので家計は助かるかもしれませんが、
夫婦で働くことで、肝心の家庭生活がおろそかになっては意味がありません。
忙しくなれば、当然イライラします。夫婦仲に亀裂が入る可能性もあります。
そうならないためにも、家事などは分担するだけでなく、家事代行サービスを利用して、
できるだけ、負担を抑えましょう。費用面をしっかり調べてください。
●残業や休日出勤に理解を求める
働きに出るようになったら、自分のことは自分でやってもらうようにしましょう。
もし常勤で働くようになれば、残業は避けられませんから、帰宅が遅れます。
帰宅してからご飯を作るというのはしんどいですよね。
待つ方も待ちくたびれてしまいますから、コンビニでお弁当を自分で買ってきてもらう、
レトルト食品で済ませてもらうようにあらかじめ決めておく必要があります。
医療が進化することで、覚えなければならない知識や役割も増えますので、研修・勉強会
なども休日返上で出席しなければなりません。これは避けることができません。
この点につきましても事前に話しあい、どうするか決めておく必要があります。
●夜勤明けに用事を受けない
夜勤の辛さは夜勤を経験したことがない人には殘念ながら分かりませんので、夜勤明けに
旦那さんから急な用事を頼まれると当然怒りがこみ上げてくることでしょう。
旦那さんからすれば、色々と協力しているので、それくらいいだろうと思っているのかも
しれませんが、そうした行為が習慣化することを防がなければなりません。
そうならないために、一つのルールとして夜勤明けは用事を頼まないように決めてしまい
ましょう。大切な用事は、メモに残しておいてもらい、起床後にやるようにしましょう。
●常に感謝し合える関係を心がける
若いご夫婦の場合、奥さんが常勤の看護師として働くと、旦那さんの給料を超えてしまう
ケースが少なくありません。そうするとどうしても、旦那さんを低く見てしまいます。
最初の1年くらいは、旦那さんが協力してくれることに対して感謝の気持ちを保つことが
できても、時が過ぎるにつれて、段々そうした思いが薄れていきます。
そうならなためにも、感謝の気持ちを言葉にして伝えることを習慣化してください。
■ブランクが長ければ長いほど再就職は難しい?結婚後に看護師として再就職するにあたって問題となるのが「ブランク」の期間です。
結婚を機に退職しても、すぐに再就職するのであれば、全く問題ありません。
しかし、5年以上となると、ブランクを埋めるための努力が必要になります。
というのも「再就職」できる看護師としてのキャリアがありながら、あまりにも先のこと
を考え過ぎてしまうと不安ばかりが大きくなります。その結果として先延ばしします。
これは本当にもったいないですよね。時間が経過すればするほど不安が大きくなります。
そして、自ら無理だと決めつけて、看護師として再就職することに歯止めをかけます。
このため、人によっては看護師の仕事そのものを諦めてしまし、他の仕事に就いてしまう
人もいますが、後になって看護師として復職しなかったことを後悔する人が多いです。
しかし、不安が大きくなればなるほど、自身がなくなりますので、無理もありません。
こうした理由から再就職するまでに長い時間を費やすのはオススメできません。
ですので、結婚・出産を経て、子育が一段落したら常勤ではなく、パート・アルバイトで
看護師として働き始めたほうが、さほど不安を感じずに働き続けることができます。
■長引けば長引くほど再就職への不安が大きくなる時間的余裕ができたら、ご家族と相談したうえで常勤看護師として働けばいいのです。
というのも医療技術は日々進化しているので、それにともなって現場も変化しています。
ですので、まず新しいことを覚えなければなりませんし、業務そのものが厳格化している
ので、看護師としての勘を取り戻すまでには相当時間がかかります。
医療の現場から離れている間にも医療機器はまったなしで進化し続けています。
また看護ケアに関する技術も変化します。
1年程度のブランクなら不安に感じることもないでしょう。
しかし、5年を経過すると看護師として働ける自信をもてません。
看護師の仕事が以前のようにできるかどうかについて不安になるのです。
お子さんが小さいと家庭を優先しなければなりません。
しかし、時間的余裕が産まれて、働くことが出来るようになっても、その頃にはかなりの
ブランクが生じているため復帰できるかどうかで悩みすぎてしまい、自信が持てません。
そうした場合は、迷わず再就職支援セミナーを受講しましょう。
行政と病院がタッグを組んで開催しています。このセミナーは無料で受講できるうえに、
主催した病院に就職しなければならない決まりはありません。
まったく箸にも棒にもかからないとなれば、諦めもつきますが、そうでないのであれば、
そのまま再就職するために求職活動を続ければいいので、無理なく進められます。
■できるだけブランクを生じさせない方法これが大きな障害となりますが、ほんの少し意識を変えるだけですみます。
仮に長期(5年以上)のブランクがあっても、看護師さんの再就職先は沢山あります。
医療機関にこだわる必要は全くありません。デイサービスといった介護、福祉関連の施設
や一般の会社で産業看護師として働けば、家庭と仕事の両立は十分可能です。
というのも、夜勤もありませんし、時間外勤務も少ないからです。
心と体の健康の重要性がより見直されています。
ですので、看護師を必要とする職場は増えつつあります。
すでに結婚されて現在看護師の仕事に就いて無くても問題ありません。
看護師転職サイトで将来的なキャリアプランについての相談から始めましょう!
専任のキャリアコンサルタントが、しっかり再就職までのプランを作成してくれるので、
それに合わせて適切な「求職活動」を行えば、無理なく再就職ができます。